原初神の封印(神界政変の事実)と封印解除
神世の政変の証拠が見つかる
新発見をしました。
国祖神ご夫妻の封印場所の幾何学構図と、畿内の逆五芒星構図とが、くしくも元伊勢の地点でつながりました。
これは何を意味するのか。
逆五芒星図形は、世界的に黒魔術シンボルとして知られています。
この逆五芒星を正五芒星と見立てる手順のないことは、元になる基本構図であるカバラの生命の木の構図が、若狭・遠敷の側(北側)を上位に置いた形式になっ
ていることから明らかです。
詳細は ⇒ 浮かび上がる生命の木の図式
この向きに逆らうような儀式はまともなものでないことはむろんのこと。
つまり、よからぬたくらみがあったという痕跡であるわけです。
よからぬたくらみとは?
国祖神が手塩にかけて育てた生態系を、邪な企みのために略奪したことや、
公正と正義をモットーにされた国祖神を封印したことが、それにあたらないでしょうか。
幾何学構図がシンプルすぎますから、正邪の判定がとてもし
やすいのです。
カバラ魔法に準拠するサイト
http://satehate.exblog.jp/15837437/
より引用
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直立五芒星は、5つの要素、悪性の霊に対する保護を表し、そしてそれは黄金比の1つの形象化である。それはまた、人間のより低い性質に対する、神聖な精神
の優位性を意味している。
逆に、逆さまにした五芒星形は、物質へ
の精神の服従と、人間の自分の最低の衝動への服従を意味する。
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「象徴主義では、ある反転された図は常に、必ず邪悪な(倒錯し
た)力を意味する。平均的な人は、象徴の五芒星形のオカルト的性質を疑いさえしない。」
−マンリー・P・ホール、『すべての時代の秘密の教え』
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(左側の円で囲まれた)五芒星(逆五芒星)は、それが黒魔術の儀式で使用されているという事実のために特に重要で
ある。
「黒魔術師は、彼の悪いたくらみにとって致命的であるだろう白魔術の象徴を、自分自身の白魔術の力を破壊す
ること無しには使うことができない。それゆえ彼は、ヒエログラムを歪め、その結果、彼らはその象徴が表している原理を彼自身歪めているというオカ
ルト的事実を象徴する。黒魔術は、基本となる技芸ではない;それは技芸の悪用である。したがって、それは独自の象徴を持っていない。それは単に、白
魔術の象徴図形を利用し、そしてそれらを逆にそして反転させることによって、それが左利きであることを意味している。五芒星は、黒魔術で広範に使
用されているが、しかしそう使われたとき、それは常に3通りの
うちの1つという違いを形づくる:その星は、1頂点で、1点に集まる線が接することを認めずに破断しているかもしれない;そ
れは1頂点を下に、2頂点を上にして倒立しているかもしれない;ある
いは、それは変化する長さの頂点を持って歪められているかも知れない、黒魔術で使用される場合は、その五芒星は、「割れた蹄(悪魔の蹄)」、あるいは悪魔
の足跡と呼ばれる。2頂点が上になったそ
の星はまた、「メンデスのヤギ」と呼ばれる、なぜならその逆五芒星はヤギの頭と同じ形をしているからである。」-Op.Cit
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この呪詛封印をやった者は、自ら邪悪を身に帯びることを覚悟の上で、これをやっていることになります。
正しい心の状態では、やれないことが、百も承知だったということです。
その証拠が邪悪でも最たる逆五芒星・黒魔術シンボルの使用です。
最後の審判、地獄の沙汰もなんのその、決然とした覚悟でやっています。
そのような大それたことができるのは、秘教組織(秘
密結社)しかいないでしょう。
その彼らは、人間を罪人とみなし、地獄の獄卒(鬼)を自認することによって正当
化するしか、自ら助ける方法がないのです。
大昔から、呪詛や魔術、霊能力といった形而上的な力場の使用法に通暁した、熟達者組織というものがあり、善悪を超
えて行動することのできる者たちがいます。
それが秘教組織(現代表現で秘密結社)です。
彼らは正しいと我々が想像している神々とは異質の、いわゆる邪神(悪魔)と呼ばれる神を崇め、そこから
の直接指示により行動していると信じるヤカラです。(人間ではないかも知れないの
でヤカラとしています)
すべて正しい行ないの逆張りをすることで、自ら邪悪と設定し、明らかな露悪にも躊躇なく極めて大胆
な行動を起こします。
正しい神々を封印をしたことが紛れもないから、このシンボルを使うのであり、それも成功の功績を見せつけるにおい
て大胆であり、相手が強力な正義の神なればこそ、やっつけたぞという証拠の世界最大規模の黒魔術シンボルを遺しているのです。
そこには、地球の緒元を折り込んで、最古のエジプト由来であることも併せて示して
います。
その規模は、日本という局限された場においてですら世界最大です。
エジプトの大ピラミッドでも、これほど大きくはありません。
ホワイトハウスを下の星頂とする逆
五芒星構図のワシントンDCでも、このサイズはありません。
世界に君臨する秘教組織の本部からすれば、日本よ、お前のほうが上手だったかと賞賛されることでしょう。その実、日本の秘教組織はこの図形を根拠にして現在、土地の買収を行なっています。
それも拙論における発見が、ヤツラの行動原理になっていることが紛れもないことは、序論で述べました。
大本教神話に言う、ウシト
ラノコンシン伝説の根拠はまさしく存在しました。
出口なお様にかかられた神は、まことを伝えていたのです。
また、イシヤこそが対決相手であるという出口王仁三郎師の御説もまことであることになります。
しかし、ふと気がつきます。
逆五芒星図形下、さらには西日本の幾何学図形下にある神々もすべて、封じられているのではなかろうか、と。
国常立神と奥様の豊雲野神は、暗殺されて列島の北の果てと南の果てにそれぞれに封印された
といいます。そのとき国祖神に従った神々が多くいたはずです。
そのような神々も、事件の真相を知りつつも、同様に封じられているのではないか。
人間は殺してしまえば、この世界との接触は断たれて、死人に口なしが成立しますが、神霊は元々が霊であり、それ以
上死ねませんから、封印(幽閉)するわけでしょう。
それがいつ何のはずみで出てくるかわからないため、隠蔽する側としては、気がかりに違いないのです。
そのため、煎り豆が花を咲かせるまで・・・という永遠にありえない未来での復帰という言葉の呪詛がかけられ、黒魔
術幾何学結界で補完するという、地球規模体制で臨んだとみられるわけです。
それは、国祖神ご夫妻だけでなく、侍従神たちの多くに掛けられている呪詛でもあるのではないで
しょうか。
だから、もし封印をお解きするなら、ぬかりなく全部の神々をということにしなくてはなりません。
そのためには、どのような呪詛であったかを、見極める必要があります。
封印を解くとか岩戸を開くとか、精神世界ではよく言われる言葉ですが、どこに封印があるのか、どこに岩戸があるの
かわからずというのでは、霧雲に向かって大砲を撃つようなものです。
それがいまここに、幾何学的呪詛において全貌であろうと思われる図形として提示が叶いました。
図形がみつかったことで、被害者神はリスティングできそうです。
国祖神とともに封印された神々
国常立神、豊雲野神だけでなく、逆五芒星
の下に封印されているとみられる神々がおられます。
逆五芒星の配置は、コンパ
スをシンボルにする秘教組織の創作物であることを示します。
高度な幾何学
性は、彼らの呪術力を高めるツールであり、特に結界を張ることに効果を発揮します。
五芒星や十字は、追儺のときの結界張りに用いられます。
結界は神霊の動きを封じたり、制御することに用いられます。
それが黒魔術結界である場合は、自由と力を奪う、封印を意図するでしょう。
かごめの結界というのがそれです。その種類はたくさんあるといいます。
まず逆五芒星の星頂から見ると、
接点になる元伊勢では、太陽神・アマテラスが
日室岳を御陵神体山として封印されていると見られます。
また、最近わかったことに、元伊勢の地点で国祖神封印ラインと伊勢−元伊勢ラインが直交するこ
とです。
これはキリストが十字架にかけられているのに似ています。
すなわち、神の自由を奪い、手出しできなくさせるといった意味の呪詛を想起します。
ここまでの呪詛の徹底が、天の岩戸隠れの真義ではないのでしょう
か。
また、淡路の多賀では、国生み神生みの功績あるイザナギ、イザナミ両神が封印されていると見られます。
結界は封印した神々の自由を拘束するためのものです。
神世の政治に、余計な口出しをしてほしくないことを意味します。
国祖神封印の場合はその理由であったとされています。
それは後に述べるよう、神々を不在にしておいて、神話の質を低質化させ、人々の尊崇の対象にさせない意図があっ
たもようです。
それはアマテラス様にも言えます。
つまり、神世三代の修理固成の治世を司った最高級の神々を封印して、彼らを貶める偽りの神話を創り上げて、人々の視界から消し去ろうとしていたのでしょ
う。(後述)
伊吹山では、幾多の山の神が伊吹の山の神に習合さ
れ封印されているとみられます。
みんな、邪神側が人間の文明をこの地上に展開するために、口出しできないように封印しているのです。その間、人間に何をさせようとしていたかは、この押し迫ったどん詰まりの文明の状況を見れば分かります。
人間に、国祖神たちの創った被造物を破壊させているのです。
その不名誉なことを行ない出した時点から、人類の有史時代が始まっているとも言えます。
熊野はどうなのか。生命の木のセフィロトは、(原理的な)「基礎」の意味です。
つまり、熊野が祭祀全体の基礎的な重要拠点だったのです。
そこがしかも、逆五芒星(メンデスのヤギ)の顎の位置であることで、祭祀全体の司令部があった場所と目されます。
ワシントンDCの逆五芒星のこの位置には、ホワイトハウスがあ
ります。
同地で祭祀したのはユダヤ教徒、つまり先修験者ですが、秘教組織が主導して祭祀を
やらせていたでしょう。しかし、良い企みのものではなかったはずです。ヤタガラスという秘密組織の噂があります。裏皇室が存在するとも。隠された秘密の場
に違いありません。
伊勢は、女神アマテラスの御座所となっています
が、国祖神系列の幾何学下にあるアマテラス男神の御陵の元伊勢に対置されていて、伊勢−元伊勢ラインは、国祖神封印ラインと直交するように仕組まれています。
このラインを朝鮮方向に展延すれば、十字架が形成されます。つまり、アマテラス男神の磔(はりつけ)の構図も潜在しているという意
味深な封印呪術がそこに見えてきます。
さらに幾何学図形を作る星頂を繋ぐ線分において、顕著な場合を見ただけでも、
琵琶湖沖島を貫通することで奥津嶋姫を、
竹生島を貫通することで市寸嶋姫を、磔(はりつけ)にした状態で封印してあるとみられます。
なぜこのような手弱女である女神をも封印したのでしょうか。そ
れも後述します。
天の岩戸はまだ開いていない
ホツマツタエ(秀真伝)という史料
天の岩戸にさし篭られたアマテラス様は、結局、出てこられたのでしょうか。
記紀もホツマツタエも、神話はこぞって岩戸開けが完了しているような言い回しになっています。
ところが、有史以来、人界の世情は殺伐たるもので、混とんとしており、今も昔も人々は良い統治のされかたをしたことがあったかどうか、疑わしいわけで、今なお、岩戸開けを待望する声がスピリチュアル系思想
において囁かれているのはどうしてか。
それは誰しも直感的にも、今の世界はどこかおかしい、まともなことからの齟齬がみられることを感じ取っているからでしょ
う。たとえ、西洋に聖書があって、このような時代の到来を予言していたとしても、です。
聖書はまるで、庶民の個々が裁かれると言いたげですが、誰もが生きるに懸命であって、すべてが丸くいくことを願っ
ているわけで、ただ為政者たちが悪魔に取り憑かれたようになって、自然破壊や戦争などを始めてしまうわけですから、
庶民に責任を求めるのは筋違いというものでしょう。
ところが、庶民にすべての責任を担わせようとする構図になっています。これは本末
転倒の世相と言わずして何としましょう。ここはやはり、まともな神様(世界統治者)がいるふうがないと、観測されるのではないでしょうか。
神話的証拠としても、国祖神様の封印構図が見つかったばかりで、アマテラス様は、さらに五里霧中といったところで
す。
しかし、今回の図形が一点の結節点を介して求まったことで、国常立神のみならず、アマテラス様も同一場所で、クーデター派の刃に倒れられた可能性のあるこ
とが確認できました。
その伝承を曲がりなりにも持ち伝えているとみられる古文献が、ホツマツタエ(秀真伝)です。
ホツマツタエ(以後、ホツマと
のみ記載します)は、最近になってようやく口語訳解釈が書籍や
ネットで出されるようになりました。
それまでは、記紀が正史で、豪族級が伝えた神話は、異伝を多く含むため、みな正史外文献として偽書扱いされてきま
した。ホツマもそのような例で、しかもどの氏族の所持だったかも不明で、江戸中期に名もないところから発見されたとのこと。
しかし、この中には神世の時代の創始的神々の事績が、事細かく小説風に描かれていて、むしろ記紀はこのような伝承を叩き台
にしたかと思われるほどなのです。
ホツマの作者は朝鮮系渡来人らしく、アマテラス様の幼名をウヒルギ(宇日貴)とし、「日」の朝鮮語発音「ウィル」としていることにみられま
す。大日霊貴は日本国内で通用させるときの表し方になっています。
また、アマテラス様は非常に長期間、胎内にあって、卵として生れてきたという話です。これは朝鮮半島に紀元前1世紀から紀元後1世紀に当時、辰韓として根
拠した王朝、朴氏と昔氏の初代がいずれも卵生である伝説を踏襲するものであるらしいことです。初代朴氏には光明王の意味もあり、アマテラス物語の原型をな
した感があります。
辰韓は大国「秦」から難を逃れて
きた民が馬韓から割譲を受けて成立しました。つまり、大国の干渉を極力避けたい一心の人々だったということです。国の維持存立にはたいそう神経を使った経
緯のあることが推察されます。
そのようなところの官僚組織が日本に渡ってきていたとすれば、神話作りは当時の朝鮮史を題材に行われたに違いないのです。
つまり、記紀の編纂を企画された天武朝よりも以前の書として成立していたことが見込め、つまり、すべてを日本語(ヤ
マトコトバ)で語るようになった律令期前での成立が見込めるの
です。
また、ホツマの中で語られる政変劇は、昨今NHKで放映された「トンイ」の物語のシチュエーションによく似ています。いわ
ゆるお家騒動なのですが、悪女ヒビン一派(張氏)がクーデターを企てたことと、持子早子、スサノヲのクーデター騒ぎと、角度を変えてよく似ています。いず
れもクーデターは失敗に終わっているのですが、もしもトンイの側がクーデター側で、それが成功していたとするなら・・・という発想で、歴史を見ていけば、
どうなるのでしょう。
そして、ホツマが参考にできる最も興味深いことは、男
神アマテラスの存在
を語り、それがなぜ女神に置き換わったかの理由が推理できるほどの
内容になっていることです。
しかし、それでもまだ真伝ではないもようです。岩戸隠れなどが矮小化され、とうに片付いたことにされています。真伝(マコトツタエ)を
土台にしながらも、史実隠蔽の目的でフィクション化されているようで
す。
またイエスの事績らしき話がふんだんに取り入れられていて、カバラの占星学概念を暗示する場面もあり、海外伝承との整合を
とろうとしている観があります。つまり、渡来の経緯をも神
話の中に読み取れるのです。
こうしたところから、記紀よりも旧い祖型を遺すと見込めるた
め、解読に用いました。
記紀とホツマのそれぞれの捉え方・・・(仮説)
古事記は律令国家としての対外的公的神話としての立場
から、最も体裁の良いまとめられ方の中に、古代知識の粋をちりばめ、むしろ知識重視で真実を網羅しようとしているものの、筋書きにはあまり「良い」注意が
払われていないところの、フィクション物語と捉えます。
日本書紀はその副本という捉え方です。
対外的に優劣が付けられるのは、その内容のすごさです。
大陸のどこの文明にもひけをとらないほどの知識が網羅され
ていることを以て、良しとしていたと思われます。
ただしそれも、知る者があればこその知識であり、当時にそのような知識者がいたかどうかは不明です。というのも現
代になって、ようやく比定できるような文物の登場を迎えるからです。(そ
のため、前の時代(超古代)の知識の持ち越しを想定したりもします。実際、古代人は卓越した過去の文明を知っていたかして、その文物の記憶を何とか持ち越
そうと努力していたようです)
いっぽうホツマは、先住民の中で伝えられていた神話を、新
発の神話に塗り替える目的で、かつて先住民にあった真伝を題材にして、それを改竄しようとしたフィクションであると捉えられます。
当時の朝鮮半島では、様々な王朝が勃興し、王朝の謂れの正統性を庶民に認識させることが大事でした。
よって史書は正確性を期して書かれ、また、王権の由来に関する神話や物語が作られました。
それは今の北朝鮮を見てもわかります。よその国から見れば、とんでもない創作神話を作っているなあと思うことでしょう。し
かし、国内の教育レベルを落として圧政をかければ、信じる下地は整えられます。
その流れにあって、今度は日本列島に比重を移してきて、ついに列島だけに本拠するようになってからは、大陸から独
立した神話の構築が望まれるようになります。
その神話によって、列島在住の先住民と持ち前の文化を併合していく必要もありました。
だから、王権神授を印象付けるために、豪族ごとに、先住民の神々をも戴祖するという凄技を用いたりもしました。それが王を補佐する豪族の由緒格式にもなりま
した。
またひとつは、すでにやってきていたイスラエルの民への関心の引き方です。(「古代日本カバラ思想渡来考」
を参考にしてください)
これは随所にユダヤ教的仕組みを導入することで計られました。たとえば飛鳥、奈良、平安などはエルサレムを言い換えた言葉
ですし、聖書の記述を模した都市づくりが試みられて
います。
またひとつは、縄文弥生系先住民文化の中の神々を、伝承を操作することによって取り込み、自分たちが神々に連なる者、縁戚
関係にあるという印象付けをしました。
このために、神話の改竄がダイナミックになされたもようです。
それを渡来征服民族は最初、懐柔の方向でまとめようとしたとみられます。
その方向から生まれたのが、改竄神話としての、ホツマなどの神話です。
渡来した文官たちがその制作にあたったことでしょう。
特に、朝鮮王朝時代の官僚は、その才能ゆえに重用されたはずで、ホツマには、韓流作家によるとみられる制作らしさが見て取れます。
しかし、この作者は、まだしも正直でした。ホツマを構成する段にす
べて「あや」(綾)という表現を使っています。
フィクションをほんとうのこととしてゴリ押しするときに
は、こんな表現にしたりしません。
フィクションであることを断り書きする意味でこうしているのです。
「あや」とは誤謬とかアレンジの意味に使う大和言葉です。
いっぽう記紀は、ホツマなどのアイデアから、どこまで筋書きにおいて改竄できるかのギリギリまで突っ込んだものと
なっているようです。勇み足が出てしまっているのです。
たぶんそのときには、ホツマなどの叩き台になった史料はすべて秘匿隠蔽されるように中央から指示が出ていたことでしょう。
それ
らがなければ、勇み足がバレることもありませんから。
しかし、時間はそれらの意図をも風化させるもの。
千年も経てば、どこかで秘匿された史料があちこちから上
がってくるということになったもようです。
記紀、ホツマ、どちらもフィクションではありますが、それぞれに目的とするところは異なっていたというわけです。
では、記紀の矛盾点について、ホツマとの対比で示すことで、何がわ
かってくるか解説しましょう。
ホツマに登場の
神々の系譜 と アマテラス男神を取り巻く十二人の妃
クリック拡大
参考 月の光>天照神の十二后 より
ホツマが参考にできる理由に、記紀における決定的な矛盾が顕わ
れていることにあります。
◎古事記神話は決定的な矛盾を抱える
記紀において太陽神アマテラスが女神
とはいかなること・・・ホツマは男神としているのだが
・・・女子先立ち言えるは相応しくないとの禁則を破り、最高神アマ
テラスが女神であることの矛盾
・・・ホツマがアマテラスを男神にしているのに、記紀では女神になっているこ
との矛盾
・・・なぜ記紀は最初から男神アマテラスにしなかったのか できない理由があったのか
海外の神話の太陽神はほとんどが男神です。
日本独自の文化にしたかったというのは、一理あります。
優しいイメージ付けをしたいということもあるかも知れません。
卑弥呼の業績をどうあっても、神に仮託してでも遺したかったという説も、学者さんが唱えているようですが、これに
は異論があります。
簡単に考えてもわかります。
卑弥呼はあくまでも、巫女であり、伝承にある通り、高楼に住して神の託宣を受ける側であり、メッ
セージを送る側の神こそが神話に掲げられてしかるべき存在であって、その神の名をアマテラスとするなら問題ないでしょう。
しかし、巫女である者を神、しかもアマテラスにするとはおかしな話です。
学者は、記紀に女神とあるからという理由で、こじつけているだけだとわかります。
神は神、人は人というけじめがあってこその世界の成り立ちでなくては、神世を特別に設ける必要もなくなり、模範的
な世界や、理想世界の原型への憧憬などあったものではありません。
まあおそらく、そうさせたい、一部の意向(最近の秘教組織の意
向)があって、このような学者説の登場を見ているのでしょう。
カバラの祖地であるバビロニアなどでは、ジッグラートの頂上で神の来臨を待つ巫女の存在を記しています。これも巫女であり、神ではありません。神は来臨する側です。
アヌンナキから来た神こそが神です。たとえそれがインベーダーであったとしても、です。
しかも日本の学者たちは、卑弥呼の語源を解明する学問を興隆させることすら行わず、中国の官吏
が日本側から聞いたなりの音に該当する漢語の当て字をそのまま踏襲するという愚を冒しています。中国は蛮族に対する蔑称を付けているのですから、もし卑弥
呼をアマテラスにするのなら、その解明から入るべきに決まっています。
ひみこは女なら「日巫女」でしょうし、男なら「日皇子」になるでしょう。とすれば、個人名であ
るかどうかは微妙になるでしょうし、むしろ、日の巫女制度という機関名というのが真相ではないかと私は思っています。
神功皇后という説もあります。彼女は巫女でありかつ王でした。
この方ならアマテラスとされてもさほど問題ないかもしれませんが、神世の最高神と下界の王との乖離はどう説明する
のでしょう。
やはり、神は人の延長に過ぎないと言いたい学者とその背後にいる意味深なヤカラの意向を感じます。
そのようなとき、ホツマはこうした矛盾を埋める多くのアイデアを提供してくれています。
ホツマ物語構築に欠かせなかった話
それを解くには、古代に流入していたであろう海外思想、渡来思想を前提にせねばなりません。
それをどうあっても生かしたいのは、思想を持ち越した渡来人たちの、強い主張のゆえだと思いますから。
それは、カバラの側からの要求と、中東の英雄イエスの伝承を遺す
要求によったと、私はみています。
カバラはエジプトとカルデアの流れを汲むとされ、またユダヤの神秘思想とも言われることが多く、ユダヤ教徒の所有のように思われがちですが、実際には古代
の神官層が立ち上げた秘密結社が知識体系として取り扱い、一般人には知らしむべからざるものとし
てきたものです。
彼らは、一般人類との決定的な差を、膨大な体系だてられた知識によってつけようとしました。
よって、カバラは秘密結社の工作に伴う、彼らの自己主張部分にもなっているわ
けで、譲れない一線なのです。
◎ホツマにはカバラの占星学概念が採り入れられている
・・・アマテラスの十二人の妃は黄道十二宮を表す
この起源はエジプトのファラオ時代に始まるようです。その頃から実際に12人妃制があったものかと思われます。
秘密結社の内部告発映画「アイズ・ワイド・シャット」には赤い顔で赤マントを被った太陽神を中心にした12人の妃のシーンがあります。それは何千年も前からの伝統の受け継ぎを物語るかも知れま
せん。
◎北局に始まるはずのアマテラスの寵愛を優先させた「セオリツヒメの中宮入り」は、うお座への会座を意味するとみら
れる(象徴主義的には、そうなる)
イエスの十二使徒の伝承も、カバラの占星学概念の反映とみる向きがありますが、それと同じことがホツマにも言えま
す。その場合、イエスもまた秘密結社が作った虚像である可能性が出てきます。
そのイエスの英雄伝説は当時紛れもなくあって、日本にやってきておりました。
渡来までに要する十分なタイムラグもあります。
ただし、記紀のように途方もない歴帝の寿命設定によるならば、当然適いません。
そこで、妥当と思われる歴帝の年代参考表を掲げます。
たとえば、神武天皇に譲位したニギハヤヒは紀元100年頃に登
場した人物になります。
天降した神であり、死人蘇生や病気平癒などの奇跡を行なったとされ、それによって地元民の人気を獲得したとされます。
そこには、中東のイエスキリスト伝承の流用がみられます。
キリストその人が来ていたと思いたい方もおいででしょうけど、私はイエスすらも虚像と疑うくらいなので、その考えには賛同
しません。
その後、聖賢が生まれれば、イエスの伝承になぞらえる傾向が続きました。ウマヤドノミコはそうです。
同様に、ホツマの主役を演ずるセオリツヒメも、イエスの事績をそのまま流用しているかのようにそっくりです。
女神においてすらそうです。しかし、どうしてアマテラス男神の事績にしなかったのでしょう。
それは、イエスについては後で述べますが、太陽神になるように設定されていたからです。
秘教組織がそうしたかったのです。
ローマ時代に国教として勢力伸長する際、征服先の先住民の思想や神話を破壊するために、もっぱ
らイエスを太陽神として当て付けて行きました。
イエスを最高神とするために、それ以上の神がいてはならなかったからです。たとえば、イタリア半島の先住民の信仰の対象は、月神ディアナと太陽神ルシ
ファーでしたが、ルシファーを廃し、イエスに改宗させました。それでも抵抗が激しかったので、魔女狩りとともに、ルシファーを抵抗勢力の長たる悪魔に貶め
たのです。
つまり、ふたつの太陽があってはならないために、旧太陽を廃する必要があったとい
うわけで、日本においてもそれは行われました。このときの旧太陽のターゲットはアマテラス男神だったのです。
もし旧来の神を廃すべく、イエスの思想を普及しようとするなら、イエスの事跡を神話で体現する神としてのセオリツ
ヒメを庶民には推挙することでしょう。
なぜなら、イエスはすでに中東で死んでいて、この世におらず、最後の審判の日に再来するという預言を遺して去っているわけですから、その時に居てもらっても困るわけです。
ではセオリツヒメは誰の模倣か。それは非常に簡単で、もうお分かりでしょう。
イエスを夫とした場合の妻マリアです。妻マリアの実在は証明されています。
(イエスの妻 ミグダルのマリア ミグダルは”魚”の塔を意味します。つまり”うお座”の象徴)
日本には、キリスト教会によって改竄されない前の情報が伝わってきていたのです。
神話物語にどうしても篭めたい思想があれば、その方向に内容は傾斜します。
ホツマの作者も、外来思想に傾倒していたとみられ、たとえ真伝があったとしても、曲げてフィクション化したとみられます。そこに真伝改竄の意図も含んでいたとすれば、あとは創作意欲に任せて、一気呵成でしょう。
フィクション化したことも、ホツマの作者は素直に暴露しています(次項)。
それだけ、正直な人と言えます。
◎ホツマツタエの「章(あるいは段)」の見出しの名づけ方「あや(綾)」というのは、正しい伝承を意識するなら、このよ
うにはしないはずのものである (大和言葉の誤用)
「あや」は、あやか(妖)し、怪し、過ち、誤りの原語です。すなわち段名、見出しからして内容が
フェイクであることを報知していることになるのです。
本居宣長も「あや」は「まが(禍)(歪曲)」と同義としています。つまり、災い事の発端になることと捉えていました。しかし、災いを呼び込む意図が予めあったなら、やってしまうでしょう。逆五芒星を仕組む者の立場に立て
ば、何でもできてしまいます。
宣長はホツマのことを知りませんでしたし、知ったとて、その翻訳まで手が回るはずもありませんから、異議の唱えようもありません。でも、知っていたら、ホツマを徹底的に批
判したことでしょう。
これはホツマ作者がフィクションであることを自己申告しているのです。
正直な作者です。渡来系の文官だったとみられます。
◎中宮制度によってわざわざセオリ
ツヒメを優先させたにもかかわらず、オシホミミより持子の子ホヒのほうが先に生れたことを暴露し
ている (素
行の悪い祖父のクラキネの言ではあるが)
記紀ではオシホミミが先だとしていますが、どちらが本当かは、すぐわかる
でしょう。
記紀に変化する前の、ほんとうとされていた話にホツマは準拠しているのです。
神話創作者の正直さが顕われています。改竄隠蔽一本槍の作者なら、絶対にしないミスでしょう。
ホツマの言うように、持子の子が先に誕生しているのなら、宮中では規則どおり北局優先が実際には行われていたこと
を示し、初めの世継ぎ候補はホヒであったはずです。
ところが、持子が逆賊となったため、その子ホヒは強制的に降格されたことがわかってきます。
そして、ホツマではかなり苦労したらしく、意味深な中宮制度を中途採用して、セオリツヒメに正
妻の座を確保させ、記紀に至っては、そんなものどうでもないと、嫡子の生誕順序を入れ替えた挙句、アマテラスを女神にしてしまうわけです。
ホツマと古事記では、両方の作者(もしくは編者)の性格が大きく異なっていることがわかります。
その裏側には事件性の色が強く出ていますでしょう。クーデ
ターがありえたことがなんとなくわかります。
神界のクーデターとその結果を、うまく隠そうと工作していることが見て取れます。
地上側で創作神話による隠蔽が謀られたわけですが、難航したには違いありません。
神世のことなどフィクションだろうと、今の人なら思うでしょう。ところが、当時は男女に限らず
シャーマンがいっぱいいましたから、むとろ神界の話題のほうが、現実よりも多く伝わっていたのです。それを隠蔽するのは、至難のことだったはずなのです。
やはり最後は武力に物言わせたのでしょう。非常に多くの人々が殺され封印されたとみられます。
韓流王室時代劇のトンイやチャングムで出てきた、権勢を隙あらば窺い、王様すらも殺されかねなかった時代背景が感じられま
す。
それが倫理性に優れたと思われがちな、儒教思想のもとで起きていたということもまた、特筆されるべきでしょう。
ところが、儒教は倫理性よりも対面重視の思想です。表向き平静を取り繕いさえすれば、何事もなかったことにしてし
まうことはザラ。
いつの間にか王が交替していても対外的に問題ないように処置してしまうというところは、韓流ならではと言えます。
それも、ちょっとしたことに聞き耳を立て注文を付ける大国
からの侵略を避けるための緊急非常手段であったことでしょう。その伝統と熟練技を持つ人々が日本を
建国
したのです。
黎明期の皇室では、何度も他民族(蝦
夷など)に
よって侵襲され皇位が奪われたらしいのですが、それでも一系の皇室によって維持されたように史書に書かれるというのも、国を支える官僚組織がしっかりして
いたからだと言われています。
百戦錬磨の韓流官僚が支えていたゆえでしょう。大陸にあったときの経験的なものがそうさせていたわけです。それは今の日本の政治体制にも言えることかと思います。
王が変わったというだけで、大国の干渉が厳しくかかったのが朝鮮半島の小国でした。
いつでも弱みを見せたら他国(特
に中国)に呑まれてしまうことから、たとえ政変が起きても、事
なきを繕うことは、あまたある官僚の仕事だったに違いないのです。
しかし、不正が庶民に発覚した時にはとんでもないことになります。今の韓
国もそんな雰囲気がありますね。
噂は燎原の火の如く広がり、大国が問題視し一挙に崩壊するか、乱になるか、毒を食らわば皿までもと庶民を武力で封じ込める
か、のいずれかになるものです。
だから、神話といえども、クーデター劇の隠蔽は周到に練られなくて
はならなかった違いなく、その経験的下地を持つ文官は、神話作りにも、その発想をフルに生かしたに違いないのです。
そんなときたとえば、クーデター首謀者に別人を仕立てて事
を処置してしまうとかもあったはず。
どうせフィクションだからいいだろう? 冤罪を受けた神や人の無念は、どうなるのですか。
もちろん、ホツマ作者がそこまで気を使っていたとは思えません。
彼は神のことなど知らず、一介の作家の仕事をしていただけ
ですから。
知ってやらせた者(秘教組織)にこそ、最大の罪咎が
あります。
そもそも、彼の予備知識は、韓流の歴史の中にあったものでした。神世の伝えであるべき神話は、
ことに人間臭い韓流王朝もので置き換えられてしまっているのです。
どこに神々の優秀性の出る幕があるでしょう。
神話による神々の封印は、神々の低質化によっても、もたらされています。
神代の世界といえども、神話作者の発想以上のレベルの高いものになりようがなく、それが基になって地上界に低質化した理念の垂迹がなされているのです。
これでどうして、地上にまともな幸福がもたらされるというのでしょう。
アマテラスの日嗣の皇子たちの真相
クーデターの被害者は国祖神はじめ直系に連なる神々です。直接に封印されたイザナ
ミやアマテラスは最大被害者ですが、遺し置かれた嫡子ホヒなどは、母持子(あるいは早子)がクーデター派の陰謀で罪に落
とされたため、アマテラスの長男という順位もはく奪されたままです。
ホヒという名は、「日」という言葉を含み、太陽神であること、つまり正統な日嗣の皇子であったことを示します。ホ
ヒのホには「初」や「上」という意味もあり
ます。アマテ
ラスにとって、初めての日嗣の皇子のことです。
また、中国や朝鮮での発音上の「ホヒ」は「火日(ホゥィル)」であり、「火焔の太陽」という勇壮な意味を持ちます。それは、エジプ
トの「ホルス」の話が輸入されてきたときに、おそらくは「火日素」と書かれて発音されたであろう「ホゥィルス」の系統であることさえ暗示しています。
それが日本では、神々の低質化処置で、語義が軟弱化されて「穂日」とか「菩日」に
置き換えられているのです。どちらも、大陸の発音ではまともに読めないことは歴然です。
アマテラスの日嗣候補の皇子はその他の局にも見られますが、すべて「日」の言葉が入っていま
す。北はホヒ、東はイクツヒコネ、クマノクスヒ、西はアマツヒコネ。
それらの名を解釈すれば、アマテラスを補佐するホヒがいて、生命科学に堪能なイクツ(活津)ヒコ、霊妙科学(異界の科学)に堪能なクマノクス(隈の霊す)ヒ、航空宇宙科学に堪能なアマツ(天津)ヒコという、オールラウンドな統治体制で臨もうとしていたアマテラスの
善政の姿勢が彷彿と蘇ってきます。
いっぽう、神武天皇へと繋がっていくオシホミミには、「日」が当初は付いていません。マサカア
カツカチハヤヒは、記紀編纂時の律令期に付けられた冠詞であり、おそらく他の皇子とのバランスを取るためのものであって、連戦連破して早く「日」を得たと
いう意味が篭
められ、強引な成り上がり方をした印象がぬぐえません。アマテラス時代に付けられた名は「オシホミミ」だけなのです。
よって、セオリツヒメの子がアマテラスの実子であったかどうかにも疑問が出てくるわけです。
もしかすると、そんなところから、神界クーデターの主原因も垣間見られるのではないかとも。
アマテラス天皇は世継ぎを決めるとき、ご存命だったのかどうか?
きっと岩戸隠れの状態にあったから、諸事万端、官僚が事なきをはかったのでしょう。
ではアマテラス様の消息は? 死亡、幽閉監禁、引き籠り、いずれの状態かは、不明なのです。
まずその意味では、記紀はまったくの嘘を伝えていることになります。
そして、今はそんなことが分かったとしても、庶民は何も理解しませんから、問題ないだけです。
◎ホツマに書かれる中宮制度自体は、律令体制成立期に中華思想から後天的に採用されたもので
ある
であるなら、より過去のことであるはずの元の神話(真伝)には、中宮の話などはなかったはずです。
しかも、肝心の中国では、中宮制度を作ったものの、用いることはなかったといいます。
つまり、ホツマの改竄神話作りのために、理由付けのアイデアを求めた結果の手っ取り早い流用先が中華思想だったというわけです。
むろん、中宮には、太陽の星座の(うお座への)会座という特別な意味合いがあ
るとみられます。
「中」は「あたる」とも読みます。また、セオリツヒメの別名「(アマテルに)ムカツ(向つ)」も
会座を意味しています。
それはカバラの占星学側
からの要求です。
ホツマの成立は、律令期ではあるものの、初源的イメージを伝えているため、記紀よりも前のものです。
ホツマは記紀を作るに際しての叩き台史料にされた可能性があります。
律令期の朝廷では、文官たちが懸命に、国の代表たる日本神話創りを
急いでいたことも、窺えます。
◎ホツマはちょうど韓流王朝小説のような趣である。神
話的には記紀より旧く、エジプト由来であることも覗かせている
男神アマテラスを幼名で"ウ
ヒルギ"と呼んだといいますが、発音の"ウィル"は朝鮮語で「日」を表わします。(例 金日成はキ
ムゥィルソン、金正日はキムジョンゥィル)
それでいくなら、ホヒは「ホゥィル」と呼べ、エジプト神話のホルスに近い発音になります。
よって、ホヒ=ホルスという図式のあることを示しておきます。
また、カバラはエジプトに端を発しますから、ホルスのことはないがしろにできないはずなのです。
そのホルスは一旦亜流に置かれるとされて、まだ現れていないわけなので、ホルスの伝説を踏襲するホヒを、殺してしまうことも憚られたため、その存在をホツマの神話でも亜流の空間(国津神のもと)に置いて影響力を払拭する
ことにしたと見られます。
いずれ、ホヒに天下を奪還する機会を用意するところまで、秘教組織ならやるかも知れませんね。
ホヒが本当に現れるならの話ですが。
(ちなみに、ホツマからすれば、北朝鮮でホヒに相当するのは、金正男です。オシホミミは巡り方によっては三男か四男で、金正恩に対応しており、かなりいい
線で、現在の北朝鮮王朝が神世の王朝神話の雛型になっていると言えます)
さらに異界の扉を押し開ける
ローマは、キリスト教の布教とともに、国土を広げまし
た。
被征服民を服属させ奴隷化するにあたって、彼らの心情を和らげる必要があったからです。
しかし、それはかえって先住民との軋轢の元になりました。
それでも、支配圏のことごとくを教化するという方針は貫かれ、多くの血が流されました。
それは日本においても同じでしょう。
まずは、キリスト教の魅力を教え、神の命に従うよう、征服者の命に従うよう義務付け、それでも服従の意志なくば、平定の戦を構えたのです。
イエスをどうしても、古代神たちと置き換えてしまいたかった彼らは、先住民を駆逐するとともに、彼らのシャーマン
たちを皆殺しにし、地中に埋めて祟らぬよう封印していたようです。
神世は地上界のイデアを保っている場ですから、太古神の殺害と封印という神世の歴史は、時間軸を異として並行的に地上にも
展開したのです。
天と地は相似像で結ばれています。天だけがよくて、地だけが悪いということはありません。天が暗黒化すれば、地もそれに倣います。
アマテラスの封印は、岩戸隠れという世界暗黒化の事態を招きました。
岩戸が開けられ、アマテラス様が元の座に就かれたなら、世界は光明化するという神話がそれから生まれたのでしょう。まだ差し篭られているままだとなれば、岩戸開けが望まれるという巷の話も、頷けることになるわ
けです。
ホツマからは、アマテラス男神がおられぬ時は、中宮のセオリツヒメが執権していたことが窺えます。そこでホツマ
は、セオリツヒメの采配の卓越性を、アマテラス男神を凌ぐほどの評価とともに、高らかに謳い上げています。
そこではイエスの事績がセオリツヒメのものとして取り込まれ、物語も主客転倒的で、アマテラス男神は、セオリツヒメの威光
に存在感をなくした感があるほどです。
この物語を見れば、男神アマテラスが女神アマテラスに置き換わってもおかしくないという見方が生まれるでしょう。簡単に引き籠ってしまう男神。それに比べて、大胆かつ賢明で卒なく優しい執政をするセオリツヒメ。
女神アマテラス登場の布石になる叩き台の物語と推測されるのは、そういうことからです。
では、そのセオリツヒメ様とは。
◎セオリツヒメの神名の意味が示す
ものは、川の下流域の蛇行する様をあらわす
瀬を織り(折り)蛇行する川の意味で
あって中流域を表わし、ホツマ作者の評するような、渓流の速い流れがイメージできる名ではありません。作者がにわかの半韓半日の日本人な
ればこその拙劣解釈です。
そのような川の流れは随所に滞りと澱みを作るのではないでしょう
か。
別名とされるヤソマガツヒが、「たくさんの曲折と災いの日々」という意味なので、同様の意味と知って名付けられているのです。
また、セオリツヒメの冠名の「サクナダル」(さく・な・だる)からも「勢い良い渓流」をイメージすることはできません。その意味にす
るなら、「サナクダル」(さ・な・くだる)(「狭・流・下る」もしくは
「狭・魚・下る」)になるでしょう。
サクナダルは「割く・魚・垂る」で、うお座にシェアする理念の垂迹という意味を暗示する占星学概念になっているようです。
これは、ミグダルのマリアの日本名と考えられます。
ミグダルはヘブライ語で魚の塔という意味。
◎ホツマツタエの筋書きによるセオ
リツヒメの事跡はイエスの事跡を模倣することが明白
罪人の許し/死人蘇生/裏切り者への容赦なき指摘と断罪、というイエスの事跡の主要パターンが揃っています。
占星学的には、うお座のキリストとマリアの象徴表現と目せます。
セオリツヒメ信仰は、ミグダルのマリア信仰に同じでしょう。
うお座の時代精神とは「霊性の物質への従属」です。
霊的暗黒時代を意味する不幸な時代のことです。
ヤソマガツヒの語義どおりの意味になります。
そして、結論的には、岩戸開けがなされていないことの象徴表現が、「うお座」になるのです。
◎ホツマツタエはセオリツヒメへの過分の賛辞で綴っており、アマテラス男神より品格が上と誰
にでもわかるような仕掛けが施してある
弟スサノヲの反逆で簡単にニートしてしまうアマテラスに比べ、謀反を抑え謀反人の処置を
てきぱきと行い、スサノヲの暴力で死んだハナコを蘇らせ、さらにはアマテラスを引き籠りからお出しするというセオリツヒメの才腕を賛辞と美辞で綴っていま
す。
日本の黎明期にもキリスト教への改宗が原住民相手に行われたとみられますが、
いきなりイエスを連れてくることは、中東で亡くなっているのでできない相談です。そこで、妻マリアへの信仰をまず取り付けておくべく、セオリツヒメが擁立
されたものでしょう。
その目的は、先住民の太陽神を、いずれ再臨が予定されるキリストに
挿げ替えること。
これこそキリスト教が世界に進出した方法であり、古代日本も例外ではなかったのです。
しかし、日本の場合は合理的でした。西洋のように死んでここに居ない人を信仰の対象にしたりせずに、そのポジションを妻にキープさせて、来たるべきイエス
の再臨
の日まで妻神への信仰として存続させたのです。
(イタリアの先住民の太陽神
だったルシファーもキリストに取って代わられています。と
ころが、キリスト伝承自体、より古代の神々の模倣であることもわかってきています。要は、時間を超えて過去からの知識を持ち越してきた秘教組織が、先例を熟知していて、これ
らの思想のお膳立
てをしていたのです)
◎結論的に、伊勢の主宰神は表向きアマテラス女神
とはしているものの、実際には女神セオリツヒメである
さらには、イエスとマリア、うお座の時代精神を祭っていることになります。
みずがめ座の今日には、ふさわしくなくなってきています。
(皇室はこのことをご存知かも知れず、典子様の出雲国造家へのお興し入れは、女神アマテラスから、アメノホヒへの譲位が
神話的にも近いことを物語っているかも知れません。そのときホヒは、逆賊の子という汚名も灌がれており、その実現は日本がいったん破局して建て直された後になるかと思
われます。それはエジプトのホルス神話の成就にもなり、岩戸開けを象徴する出来事になるのではないでしょうか)
◎太陽神がアマテラス女神のままで、日嗣ぎの皇子(男子)に譲位しなかった理由は、未来において男神が復
活、再臨することが予見されていたため
男神の再臨と玉座返り咲きまでは、王妃である者が座を預かるという構図をとっておくための仕掛けですね。
しかし、再臨するのは元のアマテラスではなく、またホヒでもなく、イエスが予定されていたでしょう。
向うの預言(聖書)は絶対のこととされているので。
さあ、どなたの再臨が成るのでしょうか。弥勒も候補です。まるで椅子取りゲームで
すね。
また誰であってもいいように、受け皿神話がこれからも生まれてくるのかも知れませんが。
◎セオリツヒメを賛美する中臣神道の大祓祝詞の「罪禍を流し去る儀式」は、罪業の環境希釈と、後世へのツケの先送りになっている事実がある
黄泉の国に送って封じるとされているようですが、古事記か
らすれば、今の時代こそが黄泉の国であることが分かっています。
どん詰まりの世のことであり、それゆえ雪隠であり、黄泉なのです。
つまり、最後の末端の時代に送って、そこで破綻処理させればいいではないかという発想になっているのです。
日本も世界も、いまその方向に向けて動いています。無責任極まりない話です。
これはみな、神話による現実誘導であり、秘密結社の仕掛けた邪悪なシナリオが、まんまと成功しつつあるわけです。オカルトだからといって馬鹿にしていては、馬鹿を見ます。
◎世界の民族に備わる神話の多くがクーデターによる支配神の交代を語り継ぐ中で、日本神話だけ例外となっている(クーデ
ターが失敗したとしている)の
はおかしい
世界的には原初神がクーデターに遭い、およそ地下に幽閉されているとしています。
世界で伝承される真相は、平和であるべき神界においてさえも政変劇があったということですが、日本では伝承の創作によっ
て、意味を反らし、何事も問題がなかったようにして隠
蔽しています。
◎ホツマにおいても、クーデターらしきこと
は、持子、早子、スサノヲで共謀して起こそうとしたとして書かれるが、それは未然に発覚して、それぞれが家門の名誉剥奪から、追い落としまでされたことと
されて決着している
持子、早子が冤罪であることは紛れもありません。
表向き、何事もなかったかのようになっていますが、新発見図形はクーデターが成功して、国祖神やアマテラス男神が呪詛封印されている証拠を提示して
います。
持子早子がしているなら、クーデターは成功しているのですから、彼女たちもしくは、持子の子ホヒが堂々と政権を担っていた
はずです。
実際はそうではありませんから、彼女たちは、クーデター派によって国祖神が倒されたときに、ありもしない濡れ衣を着せら
れ、冤罪をでっちあげられたと断定できるのです。
そこに儒教思想の偏狭精神によって、彼女らの家門からして閉門断絶させられている。
むろん経緯を知らない庶民は彼らを非難します。この汚名を受けたままの状
態が、ずっと続いていたことになります。
なぜ冤罪を受けたか。その理由もわかります。
クーデターの内実を最も近い場所で見聞きし、知っていたからでしょう。
では、厄介払いで殺してしまえるではないか。それを諭しただけで命を助ける。
それだけイエスのような寛大な処置をセオリツヒメは講じているぞ。そのような声もおありでしょう。
そもそも、それをホツマ作者は言いたいわけです。
しかし、政変時にアマテラス同様に殺されなかっただけまし
という表現はあてはまりません。
邪神たちは、国祖神側に、とんでもない苦痛を与えたかった連中だということからすれば、生き恥を晒させるという手法を用いたと解せます。
持子早子がセオリツヒメを怨み抜いて、九頭竜やヤマタノオロチに変じたという話は、背後の真相を如実に語っているもので
しょう。
ほんとうに悪いことをしてそうなったなら、怨み抜くこともなかったはずで
す。
反省の俎上に乗ることすらできなかった者の立場を理解できないのは、現場経験の足りない官僚体質でしかありません。
専ら赦しを以てするイエスも、使徒のユダに対してだけは、厳しく断罪したという伝
説があります。
セオリツヒメが断罪した持子早子の話と似ているでしょう。
そこには、イエスの十二使徒の中の裏切り者に位置づけるという、伝承上の技巧が採り入れられて
いるのです。前歴のシナリオを模倣したがる秘
教組織の恐ろしくもえげつ
ない手法です。
しかし、持子早子はセオリツヒメを刑場に送ることはできませんでした。
逆に刑場送りされてしまったようなものです。
何と不条理な話か。まあそれは、この世がグレンとひっくり
返った時の、正神の采配に任せましょう。
◎国祖神直系親族を徹底して貶める日本神話・・・ホツマ、古事記
総合的に見れば、国祖神の直系の神々はことごとく被害の程度が大きくなっています。
国祖神の直接のお子はイザナミノミコト。彼女は黄泉の国で醜態を晒す存在にされてしまいまし
た。
夫のイザナギノミコトは、その救出が叶わず、遁走するという非英雄ぶりを庶民に晒しました。
次にアマテラス天皇は岩戸に差し篭られ、ニート状態にされて軟弱さを晒しました。
セオリツヒメがすぐにお出ししたというのですが、岩戸から出てきたお方は元のアマテラス男神
だったのでしようか。アマテラス男神は以後しばらくセオリツ
ヒメとともに執政されたようですが、やがて崩御とのこと。
天皇が亡くなったなら、日嗣が生じるものでしょうに、それはストップ。
セオリツヒメに天位を継がせたままにしておき、誰かの復活を待つという形態に挿げ替えているのです。
いっぽう、記紀ははじめから女神アマテラスにして永久化をはかり、日嗣の手順を省略していま
す。
どうですか。事件性の影がありありと見えないでしょうか。
国常立尊の遺勅通りなら、本来なら男神アマテラスによって永久化は成し遂げられなくてはならな
かったのに、彼は幽閉されているため、偽物がしばらく成り替わり執政しているかして、その偽物も崩御で円満退職の形にして、セオリツヒメひ
とりに後を継がせているのです。
何という拙劣な技巧で神話を改竄し、原初の神々を冒涜していることか。
2014年になってから、ネットでこ
んな話を知りました。
日月神示の日月の神様は、神話の神々は、幾重もの封印を受
けていることを言われていて、すべて岩戸閉めに相当することだったとのこと。⇒ 日月神示・碧玉の章第10帖
その中で、日月神は、天岩戸から出てきたのは偽物だと言っています。そして、ホンモノはまだお出になっていないと。
>次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ。
大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ。
ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう。
神々の世界は、やはりツーカーで見通せるようですね。
私の推理でもそこまでは分かっていましたが、別の神様からの証言が入れば、もう鬼に金棒。
ダマシタ神は、いちおうアマテラスの姿をしてお出ましだったのでしょう。
男女、性転換していたとか。ホツマの時はそうでもなかったでしょうが、記紀になったら性転換していたのです。どんな形態変化されたものやら、
たいへん興味深いです。
それによって、最もひどい目に遭ったのは、持子早子です。偽のアマテラスでは、彼女らの無実を晴らすどころか、罠に嵌めた
側に加勢さえしたでしょう。
逆らう者には、徹底的に辱めを与え、一層の罪過の増大と堆積をあえて行わせたいヤカラが邪神、
秘教組織です。ヤツラが神話を使って、人類の長いタームの間じゅう、真の神々に対して貶めと辱めを与え続け、人類に不利益を与え続けてきたのです。仏の顔
をするのも、いい加減
にしなくてはなりません。
では、実際にクーデターをしたのは、誰だったか。
(後述の真伝物語(仮説)で一応の近
似解答を与えますか
ら、お見逃しなく)
セオリツヒメは中東のイエスを模倣しています。しかしイエスのそれも、伝承の創作によって作ら
れた虚像かも知れません。イ
エス
が虚像なら、マリアも虚像になるでしょう。歴史を作るのは、いつも秘教組織。作り話にモラルなど初めからありません。如何に庶民を煙に巻くかだけが大事な
のです。
よって、真にセオリツヒメがいたかどうかも、不透明です。
十二人の妃も、実在していないかも知れません。
すべて、秘教が作った人工のシナリオ付けされた神だったことになるかも知れません。
しかし、神話は遺って、いつまでも配役の神々を苦しめつつ、人類の不幸化誘導をし続けているのです。
神話に従って世相が誘導されているとするなら、地上界も不正と冤罪の温床と化していてもおかし
くなく、実際、不正だらけの状態を現出しています。
とにかく、ヤツラのやったことは、嘘デタラメ、天地真逆のことが平然と行なわれる
世の主原因とも言えるものです。
ほんとうにクーデターはまんまと成功し、古代神のしていた黄金時代の運営は、中座させられたのであり、その結果が、今のご時勢の不幸の原因になっていることを、
考え併せておかねばなりません。
秘教の悪魔が書いたシナリオがまんまと地球上の歴史を席巻し、彼らは高見の見物を
して楽しんでいるのです。赦すまじ。
虚像を独り歩きさせることができるのも、神話ならでは (神話の
作用機序)
虚像が独り歩きして、神世と地上界を縛るというこ
とがあるのかどうか。
そうなのです。神話にすることによって、それが簡単にできてしまうのです。
私はその創造力を現に行使してきました。局限的にですが。⇒ 電子本「自分だけの新神話第一章〜十一章」
その作用機序を作ったのも、邪神ではあるのですよ。それを利用しない手はないのです。
邪神のトップは、この世界を奪い取ってから、神々を支配下に置き、そのような方法手順を創り、神話で神々を調教しながら、
地上界にそのシナリオに沿った現象誘導をしてきたのです。
神話は神々の配役を割り当てることを要求します。
いかに俳優神がシナリオに従って神楽舞を舞うのだとしても、悪役や悲惨な役はご免こうむりたいのですが、
邪神はそれをシステム化しました。
地上界の人間が作る神話によって、神々がコントロールされてしまう仕組みをで
す。
こうして、インベーダー邪神たちは、地球の神々を使役すると同時に、理念の垂迹効
果によって、人類をもコントロールしているのです。
神話は、神のシナリオ。
邪神が下部配下の秘教組織に指令して、神話を作らせます。
それは神の計画書であり、理念の垂迹による下界が動かされる自動的な仕組みであり、それが滞るようなことがあれば、配下の秘教組織の構成員に実行を代行させたりもします。
だから実現の確実性が高いわけで、神の計画の実現の連鎖による魔術力の進化向上はヤ
ツラの目玉であり、その積み重ねである一々のシナリオの成就は組織全体の仕事にもなっているので
す。
彼らはカネだけで動いているのではありません。カネはシナリオ成就の手段であり、
カネ
で動く人間をその目的に沿って操っているだけです。そこを見誤ってはいけません。
神話といえば、聖書などもそうです。日本では代表神話の古
事記がそれです。
これらの神話に計画は封入されています。
そして、世界のそれぞれに管轄する秘教組織がいて、指令書どおりに実行代行しているのです。
日月神示の日月の神様は、神話の神々は、幾重もの封印を受
けていることを言われています。
すべて岩戸閉めに相当することだったとのこと。
これから後に述べるのですが、神話上のシナリオづけが間違っていたことを、日月の
神様は婉曲表現で示しているのです。
日月神示を直訳すれば、そのようには見えませんが、意訳すべき箇所
です。
しかし、それもこれも邪神(秘教組織)の横槍があってゆえの失策であるに違いないのです。
邪神は神話の効用をわかってやっている。人間はそれを知らない。そこが原因です。
本来なら、現在のパソコンのウイルス対策に相当するほどの対策があって普通なほど。
そのまた裏をかいて秘教組織は、仕掛けを講じていたりするのです。
さらに秘教組織
介在の観点から推理を進めて
◎虚像の女神アマテラスに対し、イ
エスキリストも虚像であるなら、いずれも秘教組織の創作らしい共通性となる
その目的は、虚像の神によって、先住民の信奉する元の太陽神の座を奪い取らせることにありました。つまり先住民の
神々の破壊と廃棄です。そして、代わりに与えたものは虚像だったという具合。
たとえば、古代イタリア先住民の信奉する太陽神はルシ
ファーでした。(リーランドの魔女の福音書より)
それをキリストに強制的に置き換えるべく、ルシファーを金
星に格下げし、信奉者が僅少になった頃合いを見て、さらに悪魔へと貶めたわけです。
これこそ、キ
リスト教会を背後で操る秘教組織の差し金です。
そもそも教会自体、キリストを十字架に磔にして封印した上で、彼の自由を
縛り、口出しさせないようにして、教えとは正反対のことを庶民にさせているのです。
磔による封印とは、そういうものであり、それを信仰の対象にする教会と
は、不合理を合理的に言いくるめるための機関のようなものです。しかも十字架だけは仏像のような偶像ではないと言い切っているバカバカしさ。
またその秘教組織は、ルシファー崇拝を装って、たえず庶民が正神として崇める神への対抗者としてふるまっています。秘教が関わると、どこまでもあべこべ、天邪鬼になります。
一事が万事、天邪鬼であるのですが、すべての仕掛けを知ってやっているこ
となので、罪の意識などなく、わけを知らない庶民はいつも馬鹿にされているのです。
ただし、天邪
鬼の作用はたえず破壊方向に動くという点が要注意です。
それを彼らは変革と言っているようですが、それを言うなら、堕落と破壊というのがほんとうで、人々の魂の腐敗を誘うためにそうしていることに気づかねばなりません。
◎意外と歴代の古代天皇は何も知らないでいたかも
知れない
すべて裏で取り仕切るのは秘教であり、いざというときの罪を被ってくれる代表は誰にしてもよかったということで
す。
◎歴史が鮮明になる頃の、古代日本における太陽神信仰は、キリスト信仰であった
キリスト教は世界のどこでも、いつの時代でも、先住民の信仰する神々の敵対者であり、先住民文化の破壊者となるべ
く、邪神を信奉する秘教組織によって条件付けされた宗教でした。
むろん秘教組織自身は、イ
エスやヤハゥエ、あるいはアマテラスを信じていたはずはなく、敵対すべき善神を抹殺するために創り上げたフェイクだと知った上で、布教活動をさせていたのです。
◎古来から秘教組織は、善神の対極にある悪神崇拝
者であった
悪神の正式な名は公にしない/関係する時代における善神の対極にある信仰対象を崇拝することで、悪魔信仰者である
ことを自認していた/このときはアマテラス男神の対極にあるセオリツヒメ(マ
リア)、さらにはその背後にあるイエス、ヤハゥエを崇拝対象に
据えて、先住民の善神信仰にぶつけていた/ただ彼らはその時々の時代の正神に対しての敵対者であればそれでよかった/その後、世界ではキリスト教が全盛し
たが、そのときはルシファー崇拝で敵対した/その間、庶民はいつもうわの空で、二重に仕掛けられた
トリックを見破れませんでした。
邪神の使った封印呪詛の掛け方
仮説として加害者を仮定し邪険視して語りますから、かなり表現のきつい箇所
がありますが、その旨了解のうえで、ご覧ください。
邪神や秘教組織などはないというのが世間の常識ですから、文句は出ないでしょう。
そもそも、そうした存在は「無い」のですから。私は何もない空間に向けて大
砲を撃つ大馬鹿者にすぎないと思ってもらえたらよろ
しいかと思います。
しかし、こう言います。UFOは見えないからと言って、あるんだよ、と。見る能力のある者が、撮
影したらいいわけでしょ、と。 あのUFOを呼ぶ男・武良信行氏は私
の1994年来の長年の友です。
邪神側(秘教組織側)の、正神の神々や人類
全体への封印呪詛(マインドコントロール)の仕方には、次のようなものが想定されるでしょう。天の岩戸閉めはこうして行われました。
幾何学図形を用いた呪詛による縛り
1. 秘教組織は得意とする幾何学呪術を使い、神々をその結界の中に封じ込め、黒魔術祭祀官を配置して、その結界
維持に当たらせた
幾何学的発見物によるもの、および伝承によるものから推測する
だけでも、次のようです。
@畿内の逆五芒星黒魔術の魔法陣結界で古代主要神を封印 (すでに発見済み)
A国祖神の鬼門、裏鬼門方向への分断封印呪詛、言霊による永遠の
封印呪封
そこにダメ押し的な逆五芒星黒魔術呪詛による補強 (伝承の実在 図形の発見)
B呪術力に長けた秘教選抜きのシャーマンによる呪詛と結界の補強
安倍晴明などの陰陽師、空海
など密教呪術師は古代の秘教組織メンバーでしょう。
安倍晴明は、ウシト
ラノコンシンを巨旦大王に見立て、コンシン全体を鬼に位置づけて封印呪詛儀式を行っていました。
空海 もしくは、同じ
密教僧は 、三角護摩壇法なる呪術で天狗たちを三角平面の中に封印したらしい (2004年,2005年に謎解きによる解放が叶っています)
Cユダヤ勢力や秘教は、カゴメの結界で、龍蛇神(国津神)を封じたらしい
安倍晴明は妖怪、魑魅魍魎封じをしていたとか。
中国の風水にも同趣旨の封印結界の仕組みがあります。
神話による人類意識の縛
りとコントロール
1. 神話によって神々をコントロールし、人類の歴史をシナリオ通りに導く
神話の筋書きと
いう、一見何でもないようなところで呪詛が施されて
いるというのが私の見解です。日月神もそれを婉曲的に指摘していると解釈します。
創作神話によって、神世の歴史を改竄し、神々の質を貶める効果を導き、人界にはそれゆえの不幸を現出させるようにしているのです。
シナリオによる人類不幸化と、神々の低質化による人類不
幸化です。
次の三点があります。
@イザナミの死と黄泉国入り、救出するイザナギの失敗、無力さと
逃亡
この創造神への情けない神話設定が、人界に波及効果して、人類史
は既定路線を歩まされ、滅亡必至の成り行きにならざるをえなくなっています。シナリオによる人類不幸化誘導の典型と
言えます。
既
出・人類文明史の滅亡必至の規定路線化 ⇒ 黄泉の国
A天津神族は、国津神族を武力によって侵略するよ
うに設定されている
部族間の協調という理想的スタンスではなく、侵略が前提であるた
め、人界には必ずこの傾向が、現象のあらゆる局面で顕われてくるようになっています。
シナリオによる人類の獣化、不幸化の誘導です。
既
出・人類文明史の侵略戦争必至の規定路線化・植民地主義・覇権
日本
においては葦原の中津国たる中国侵略の野心を拒めない縛りになる
B古事記神話の大枠的筋書きは、一年生草本としてのものになっている
(1サイクルごとに枯死していく人類文明の定めになっている)
既出・一年性草本
的歴史展開の規定路線化・文明興亡の必然
振り出しに戻って
やり直すことが規定されている (永続的歴史の否定)
古事記では、人類文明の興亡を一年生草本の一生として規定し
ています。
あえて人類史をその路線に沿わせようとするものになっており、いくら良い未来を希求しても、破壊がそれを上回るこ
とに
なります。
日本には、榊(賢木)すなわち常緑樹(エバーグリーン)の理想的思想がありながら、なぜか神話では、枯死必至の
流れにしてあるのです。これを呪詛と言わずして何としましょう。
あたかも、日本は穀類で持つから、穀類の一生に仮託しているかのようですが、神話は現実を誘導するという見方からするなら、人類文明の輪廻興亡を規定づけ
るための呪詛になっているのです。
平安時代には祭祀官や学者総動員で、重箱の隅をつつくようにし
て、凶事の問題点が調べ上げられたものですが、神話に秘密が隠されていては、手出しできなかったのかも知れません。
秘教組織なら仕組みそうなことであり、人類コントロールの本丸を押さえてあると言えま
す。
考
察
神話はイデアを語るものです。それゆえ、良いイデアからは良い展開が得られると考えられます。
それが国体(国の意識)レベルのものなら、国の行く末をも物語るものになるでしょう。
日本が世界の雛形なら、世界は雛形の動きに連れて動くことでしょう。
神話は人が書いたものです。それゆえ、どのように草稿することも、どのように理想化することも、どのように貶める
ことも、編纂する作家によって可能になるものです。
ならば、なぜ神々を貶める物語にしてしまったのでしょう。
またどうして、今までお伽噺にすぎないような扱いを受ける立場に置かれ、そのままにされていたのでしょう。
国の神話にあって、改稿する機運がなかったというのは奇妙なことですが、政局の背
後に秘教組織がたえずいて監視していたとするなら、わからないことでもありません。
そして、真伝の改竄です。改竄の事実が漏れないように謀っていたことでしょう。それが漏れた
ら、彼らの計画は根底から頓挫破綻しますから、神話はアンタッチャブルな禁忌のテーマだったのです。
庶民には絶対に詮索させてはいけないものとされていたはずです。
菅原道真は日本書紀の嘘を公表しようとしていたため、罪に陥れられて左遷されたとされていま
す。
http://blog.livedoor.jp/abnab1-minuma/archives/22300078.html
左遷された者の所には、警護の手薄さから刺客がやってきます。その逃亡の最中、菅公は死去され
たとのこと。まるで、宇佐に左遷された持子早子の行跡を辿るかのようです。持子はホヒの母ですし、道真はホヒの直系の子孫であるとのことです。
気の毒なことです。ご祖先のホヒからすると、憤懣やるかたないでしょう。持子も道真も真相を
知っていたわけです。それがなかなか暴露できないで、正義が閉ざされたままで、ついに時代の終点まで来てしまいました。ホヒの名代として、この私が奮い立
たねばならないようですが、やれますかねえ。
菅公が死去した延喜年間に、藤原一族によって大祓祝詞は作られ、今もなお日本人をマインドコン
トロールによって縛っている現実があります。それによって、戦争しなくてもいい人々がまた戦争に駆り出されようとしています。最後は、人類滅亡で過去のす
べてをチャラにしようという腹が見えています。そうはさせてなるものか。すべて暴いて、あの世での大審問に彼らを連座して臨ませる所存です。
2. 主要な正神を殺害しても、表向き何もなかったように神
話が改竄されている
@ 記紀の前身でその叩き台にされたであろうホツマは、「あや」事(フィクション)を目的とした創作神話で、神
世に起きた史実を葬り去るための、韓流王室時代劇仕立ての改竄史料であると目されます。作者は朝鮮系渡来人で倭人になりたて。
「あや」とする以上は、真伝を元にした史料であることを物語ります。その真伝はど
こかにあるはずです。
ホツマではアマテラスは男神としての記載がなされ、系譜において正
答が期されているとみられます。
史実改竄がなされたのは、神世のクーデター事件を隠蔽する目的があってのことと、加えて、外来思想に擦
り寄るため、その整合をとるための改竄がなされています。
秀真伝との表記も、真伝よりも秀逸との意味で、フィクションであることを宣言する形になっています。記紀はそれ以後の成立で、いっそう真実から乖離していて、真伝の痕跡
を残していません。
記紀においてアマテラスは女神になっていますが、ホ
ツマは男神から女神への変化の経緯が推し量れるほどの内容になっています。
記紀においては、神々は失敗しがちな人間と同格にまで品位が下げられており、理念垂迹効果により、人類の歴史空間の低質化
が図られています。
ホツマもそうです。作者に神世への発想がなければ、おのずと
身近な人間の歴史(朝鮮史)に引き当てざるをえなくなり、それが神々
の低質化をひとりでに誘います。
記紀は日本建国の意志を前面にした律令時代の幕開けとしての史書神話として、知識的には海外に誇れる体裁にはなっています
が、シナリオに不幸化が仕組まれています。
記紀には、古代の科学知識の粋が収録してあり、作者が誰であるか(入れ知恵したのが誰か)がわかる仕掛けになって
います。典拠がカバラなので、秘教組織とい
うことになります。
Aホツマにおける史実改竄点とは・・・
国祖神封印呪詛の歴然たる幾何学痕跡を前にして、結果論的に申すのですが。
ずばり、神世の政変成功の史実をなかったものにしてしまうという史実改竄です。
ホツマからすると、国祖神の最期は普通の(ご
高齢による)崩御となっていて、アマテラス天皇によって丁寧に
祀られたことになっています。
その場所はどこかというと、ホツマからすると、宮津の仮宮の土地で崩御されたことのようです。
名を豊受神(トヨケ神)と呼ばれ、後にアマテラス天皇が同地で祀られたいとの遺勅を受けて、同
地で内宮外宮に対置し祀られるようになったとされているのですが、外宮が存在するのは大江町の元伊勢ぐらいしかなく(元伊勢と言われる籠神社には外宮はない)、幾何学構図からも大江町の元伊勢に比定されますから、ここに間違いは
ないでしょう。
しかし、外宮の現在をご覧になれば、いったい何がありえているか、おぼろげにもわかります。豊受神(国常立神)は、おられるふうがないのです。
それはそうでしょう、北海道に封印されているのですから。
アマテラス様はというと、内宮に祀られていて、ホツマの伝えるよう
に、日の室(棺)であることを示す神体山・日室岳が奥津磐座になっています。
それは御陵であり崩御が表
向きの形です。ホツマでもアマテラス様の崩御を伝
えています。
それは岩戸隠れに相当するでしょう。崩御=お隠れなのですから。
しかし、太陽神には、そもそも死があってはならないはずです。現実の太陽は当時のまま健在なのですから。
ホツマでも祖父トヨケ神の最期の言辞にもあるように、万世をアマテラスお一人で照らすようにとのご沙汰があります。
とならば、目下の太陽が健在である限り、(半)永久のお命でなくてはおかしく
なります。
そこで、もしかしたらアマテラス様のお命の中座があったことも推理
されてきます。
あるいは、国常立神同様に、神霊は死なない、封印されることがあるのみ、とすれば、日室に幽閉封印されているのかも知れま
せ
ん。
これがいわゆる、岩戸隠れの真相ではないでしょうか。
それは出てこれないようにしているという意味で、国常立神と同じであり、そこに掛けられているのは封印呪詛であるに変わら
ず、ご本人が怯弱であるため引き籠られたとする最高神への低質化とあいまって、神話創作の意図が測り知れま
す。
(2015年3月に、現地・日室岳(岩戸山)に登頂した天台密教系霊能者の透視に基づく話によると、日室岳の地下に
直径2Kmに渡ってアヌンナキが4〜500人根拠しているとのことです。アヌンナキは秘教組織の元締め。地上
の神々を葬り去ってきた外来のインベーダー宇宙人です。彼らは地球を植民惑星にして、人類を彼らの目的に沿うように加工し、歴史のシナリオを与えてきた張
本人です。アマテラス様を幽閉しているのも彼らだとわかりました。
その後、2015年5月には、幽体離脱してアストラルボディによって岩戸山を探索してきた方
の情報がまったく偶然にも入り、それによれば、幽閉され封印されているのは、天照国照彦天火明櫛玉饒速日命とのことです。目の前に謎解きのヒントが集めら
れており、どんどん神界政変の内実が明らかになってきています)
B秘教組織がもくろむもの
人類を神々から引き離し、彼らの思惑通りに使役する形にしたいために、古代神の影響力を払拭することだったでしょう。
彼らも形而上的な部分を持つ存在です。神とは言えないもの
の、非常に強い呪術力を駆使する異界の存在ゆえ、邪神という言葉で言うのがよろしいかと思います。いわゆる、サタンのこと。
(実体はアヌンナキという太陽系外か
らやってきたインベーダーです。シュメール時代に
地球人類に干渉した神を名乗る宇宙人です。人工遊星ニビルに乗って移動し、彼らの祖星はシリウス。最も太陽系に近い場所にあります)
彼らにとって怖いのは、やはり神という存在です。
意外と簡単に始末できたものの、実力のほどはよくわからない。
だから、無暗に恐れて過度な封印に及ぶのです。
それに比べると人類は、上空を見ないアリのようなもの。
しかし、使役すれば役に立つことがわかっているとすれば・・・。
(彼らにとって有益な鉱物資源、特に金を採掘させて、時代の最終局面で略奪して
いくというパターンを採るようです。前回来たときは3300年前で、ノアの洪水が惹起されたといいます。今回もまもなくのこと。何が起き
るかは未知数です)
その人類の支配のために、どれほどの時間をかけても無駄で
はないと思っている、時を超えた霊的存在が邪神であり、その地上顕現が、傘下の秘教組織ということになりますでしょう。
それに比べると人間個々の一生など短いものであり、ちょうどアリの生態を観察し実験する立場の科学者のような気分でいる者
たちを想像したらわかりやすいかと思われます。
大本教では、彼らのことをイシヤと呼んでいるようですが、架空の者と思っていたら、とんでもないです。
イシヤの存在は歴然としており、しかも彼らのバックには、インベーダー型の邪神がいます。(そ
れはアヌンナキであることが判明しています)
この邪神によって、人類の不幸化が太古の昔から設定され続けてきたと考えられるのです。
ムー、アトランティスもそうだったことでしょう。何とかこれを駆逐できないものでしょうか。
敵わなければいつまでも地球と人類は寄生されたままです。
彼らが諦めて去ってくれるまでは。
岩戸別けは、神話ではすでに終わったことになっています。
記紀でもホツマでも。
しかし、現状を見れば、終わっているとは到底思えません。勧善懲悪
の場面はほとんどなくなっています。
それを如実に実感するからこそ、岩戸開けを待望する声が巷から聞こえてくるわけでしょう。
ここでは、アマテラス男神も暗殺もしくはそれ相当の処置に遭っている可能性、および神話が神世の史実の隠蔽に使わ
れていることについて書きました。
(2015年3月に、元伊勢日室岳に登頂した霊能者の話では、その地下2Kmに渡って、アヌンナキが根拠しているとのこと。その方には、今回の新発見図形のことはいっさい話しておりません。しかし、彼
の話は私にとって値千金の情報になりました。というのも、掲題の図形の国祖神封印ラインと元伊勢・日室岳が1Kmほど離れていたからで、私の求める図形は、誤差が大きくては確信が持てないのです。そんなときに、アヌンナキが地下の亜空間(3.5次元と彼は言っていました)に根拠しているとの情報。ズバリ接点として申しぶんないものになりました)
(つ
まり、このように推測されます。アマテラス様はアヌンナキによって幽閉されていると。
魔術と科学に秀でるアヌンナキが、数万年前から地球を植民惑星にしており、地球の神々は
彼らの隷属下に置かれているのです。封印しているのは、彼らの得意とする幾何学結界を使った黒魔術だったという次第で、その維持を地上代理店である秘教組
織がやっているのです)
3. 古来からの建国、守護の神々が神話によって低質化させられている
@イザナギ、イザナミは文明の破壊者として機能させられてしまいま
した。
既出・人類文明史の既定路線化「黄泉の国」
イザナギからは英雄の要素は取り除かれ、両神は仲違いの決裂で終わらされています。
中東の同じ例では冥界からの救出は成功しているのですが、日本では創造神の分断が起きています。
A太陽神アマテラスは男神という伝承もあったのに、律令
期の神話の記紀では、わざと女神にされています。
記紀の最初に「女先立ちたるはふさわず」と禁則が謳ってあるのに、この次第です。
また海外の神話においても、太陽神はみな男神であるのに、日本だけが例外です。
日本だけなぜ国際向け神話を特例にするのか。
※ なお
私は、トップは女性が望ましいと思う者です。なぜなら、生命の維持に主眼が置けるのは女性だからで
す。女神アマテラスに疑義があるのは、伝承の不整合による改竄の観点からで、決して女性蔑視の意味
ではないことをお断りしておきます。
B地球の守護節理スサノヲも、クーデター犯罪者としての烙印付けで、評判は形無しです。
スサノヲも冤罪であり、改竄神話によって、犯罪者に仕立て
られているのです。(後述の真伝物語でその辺を詳述します)
C高度文明の隆盛を示すニニギノミコトの面食いさ(人間臭さ)に事寄せて、爆破的開花と華美を示すコノハナノサクヤヒメだけを婚姻相手に、盤石の大地の
永続的働きを示す岩長姫を追い返すシナリオにして、人類文明に短命さ脆さ危うさを誘導しようとした作為性がありありです。
岩長姫物語に関しては日月神がなぜか岩戸閉めの項目から漏らしています。これほど大事なこともないのですがね。
なぜかを考えてみると、非常に面白いことがわかってきます。日月神は、体制側に対して、なるべく当たり障りのない婉曲表現を多用していて、秘教組織のこと
を真っ向から非難していないことに気づきます。
ニニギノミコトに篭められた顕現事項は秘教の方針そのもの。よって、ニニギの所作を岩戸閉め項目からわざと外したかも知れません。それは日月神示伝承者が
弾圧をなるべく受けないための、神様側の配慮とも思われます。日月神様はけっこう神経使っておられるような気がします。
4. 記紀は上津巻か
ら中津巻への変遷において、神世の系譜を人界の系譜に付け替えていて、神世と人界の同質化をはかろ
うとする意図がみられる
神界から人界に付け替えるというのは、神霊の次元を3次元に落とそうとする、強引で奇妙な発想です。
王権神授の考え方がそこにはあるという意見があるでしょう。確かにそれは
あると思います。
神の子孫としての威徳を示し、崇められることを以て、人心を掌握するわけです。
では、その王が神を継ぐほどのお方なのかといえば、どうなのでしょう。
神世が高潔な模範的神々でなる記載がなされていれば、人皇の世も高潔で聖徳の為政が保証されねばなりません。
しかし、前以て神世を堕落した試行錯
誤の世界と定義しておけば、高潔と聖徳の観点を外し、ただ武力だけが神世譲りという論理で庶民に臨
むこともできるでしょう。
天津神は武力に秀で、好戦的で、侵略の意図があるという設定にすれば、人界でも神授された王による侵略戦争は、当たり前のことにしてしまえます。
こうして、人界は戦乱明け暮れても、神世の延長として弱小な人々には印象付けられ、神世はいっそう魅力のない、人
間的エゴに満ちた畏怖ばかりの世界として、人々には認識されるようにもなります。
神々さえも、こうではなあ・・・。つまり、人心の神離れが促進されるというわけです。
人々は希望を見出せず、神世もこうだからという諦観的絶望に至らしめることも、話題性薄い古代ならなおさら、改竄神話の普及によって可能
ではなかったでしょうか。
実はこれこそが、秘教(邪
神)の大目的であって、総
じて庶民の古代神離れが狙いだったと、断定できるわけです。
5.
新しい別の創作神話(当て馬神話)の普及による古代神離れの促進
庶民の信仰していた古代神を別の神に置き換えてしまえば、さらに手っ取り早いで
しょう。
世界においてもそうでしたが、その手法が日本にも持ち込まれたようです。
先のように、日本古来の神々の低質化を図っておくのも、新来の神に置き替えてしまうがための布石です。
新来の別の神も、ただ当て馬として利用すればいいだけのものでよく、そ
の当て馬とは、実際にイエスキリストでした。
ヨーロッパでは自然神である太陽神の追い落としに、イエスは使われた経緯があり、成功しています。最後の仕上げは武力制圧でした。日本でも同様。
そのイエスも秘教組織が作った人工の神(創作神)の可能性があります。 (後述)
あるいは実際にイエスが実在したとしても、磔にして呪封して手出し
口出しできなくすれば、後天的神話で戦神のシンボルに変えてしまうことも可能です。
イエスは磔にされながら封印に遭い、なにもできずに、世界で幾多流される血を苦悶しながら見ているという皮肉られた構図ですが、庶民はそれにも無知で応えたの
です。
まあ、いろんな成功例を積み重ねながら、ヤツラは人類を実験しているようですから、イエスの時の成功を日本にも適
用
したようです。そして、それもまた成功したかに見えます。
ニギハヤヒは、大陸伝来の英雄イエスのキャラクターを用いて、先住民教化にあたりました。彼は先住民の懐柔のため
の、イエスを模した先鋒と目されます。
(ニ
ギハヤヒも秘教組織側の人間神です。旧事本紀によれば、ニギハヤヒはオシホミミの長男で、ニニギは次男だとのことです。それが、記紀でニニギを長男にし
て、ニ
ギハヤヒを消し、別に現れたニギハヤヒを神武天皇の臣下にした背景には、すごい策略が見て取れるのです。推測ですが、オシホミミには日嗣ができなかっ
た。ミミ=33で、33階
層でなる秘教組織の開祖で、根が邪悪だったから、太陽神が超入を拒んだのかも知れません。ところが、長男のニギハヤヒは純粋で、強引なイニシエートではあ
りました
が、彼に超入しました。しかし、オシホミミの策略で、ニギハヤヒの身体を封印することで、彼の中の太陽神も併せて封印してしまったのです。以後、太陽神は
ニギハヤヒとともに岩戸山に封印されたまま、岩戸隠れの状態はずっと続いているのです)
また、古代の当時、日本には環太平洋の神仙伝説上の英雄として、浦の嶋子がいました。このキャラクターも、征服渡
来人は利用して、日本の先住民を懐柔しようとしたとみられます。亀の背に乗って神武軍を導くヤマトスクネはそうだったでしょう。
籠神社ホームページより
このヤマトスクネは第四代目海部氏の頭首です。
ところが、初代こそは、ニギハヤヒであるらしいのです。
旧事本紀によれば天照国照彦天火明櫛玉饒速日命が全体名です。
つまり彼らは、日本に新参古参の英雄思想で教化し浸潤する目的
でやってきて、イエスキリストの普及の仕方を熟知し、それをまずは展開したのです。人々は大いに驚き、信ずる者は多数。河内のナガスネヒコなどは彼
を受け入れて縁戚関係まで結びました。しかし、ニギハヤヒの裏切りにより、ナガスネヒコは敗れ、河内大和は奪われ、東征してきた神武軍にそれは明け渡され
てしまったことになります。
つまり海部氏は渡来民族の日本先住民教化統一の先鋒であり、後の神武天皇とともに、大いなる量り事を持って日本統一に向けてやってきた者たちであったこと
になるでしょう。その根幹的計画者は秘教組織だったことになります。秘教組織は、天皇家の傍流にいて、それからの長い日本での歴史展開の陰の立役者として
君臨することになったのです。
オシホミミとはミミが33(階層)を意味するので、33階層を是とする伝統的秘教組織のドンだったと解釈するものです。オシ(推進)ホ(初)ミミ(33)
で、初代秘教組織のドンという意味になります。
大元を辿れば、彼らは神世において政変を起こし、正統な太陽神の系譜、日嗣の系統を断絶させてその座を奪っているのです。この後の話は、ホツマの謎解き
と、真伝においてお伝えすることになります。
後世の安倍の晴明にも浦の
嶋子類
似の神仙伝説があります。そのように、古来、英雄偉人になぞらえることにより、自己表現することが多かったようです。
先住民にとって興味ある英
雄の伝承逸話を習合させて、日本文化として定着させたようです。それを当時の為政者は、先住民に対して、「いいことをしている」と思ってい
た節はあります。
懐柔策を優先することで、なるべく命を損ねないようにする配慮。
当時は新世界のエルサレムを期待していましたから、なるべく血塗られた形にしたくはなかったでしょう。
失われた十支族は確かに日本に先んじてきていました。その情報を知って、二支族を連れて秘教組織が民族統一の理想を掲げて
やってきたとすれば、わかりいいでしょう。そのあたりの話は、前の論説で済ませてあります。 ⇒ カバラに誘われた日本の古代史
また、外来の、死人蘇生をもする神々しい聖者の到来は、何物にも代えがたいはずだと思えたことでしょう。
しかし、先住民がそれさえも拒んだだろうことは、渡来人たちのしてきた強引な手法を見れば、明らかだったに違いな
いです。
そこで、それまで海外でしてきたように、懐柔策が功を奏しなかった部族に対して武力が用いられました。
「言向け和せ」とは、一度二度と服属するかどうか言ってみて、言うことを
聞かないのなら、やっつけてしまえという言葉です。今の政府の積極的平和主義とは、まさにそれを言い換えたものです。国家神道がその真義を知っていて政権
を支えているので
す。
事情も何も理解しようとせぬゴリ押し文化の圧し着せには、反抗を以て応えるしかないのは、北中南米インディオの例
を見てもわかります。
そうすると今度は、反抗すれば怖いのだという印象付けのためにも、神話を戦闘色の強いものに作っていかざるをえな
くなります。征服民族は怒らせたら怖いのだと。恐い神が背後にいるのだと。
結局、ストレスばかりが嵩じるようになってしまいます。それを罪科といいます。
大きな事業を成し遂げるには、それも仕方ないのがこの世というものなのでしょうか。
しかし、それに対する善後処置を誤ってしまいました。
ほんとうなら過去の事実を、政局が安定したいつの日か公表して、総懺悔しなくてはならなかったのです。
ところが、それをまったくせずに、隠蔽と糊塗に終始して今日まできてしまいました。
隠蔽糊塗は、最大の罪(包み隠し)というものの典型です。
隠蔽されたものは、我一人が墓まで持って行く?
その罪過はあなただけじゃなくて子孫にまで降りかかります。
だったら、子孫が歴史のどん詰まりで爆発的破壊の末、墓に持ち込め!!?
じっさい、その動きを世界は見せています。
最終絶滅戦争となるかどうかというところまで、とうとうやってきてしま
いました。
要は、神話や封印呪詛で事実を隠蔽糊塗することは、人類全体の
低質化と不幸化によって贖わせる行為だったことになるのです。その罪は、やった者や命令した者がいつかは清算することになります。恐ろしいほどの罪ですぞ。
いつの日か、溜まりに溜まった罪過は、ちょうど雪隠の堰に溜まり切ったようにして、溢れ出てくることになるでしょ
う。
それが日本の古代祭祀が潜在して抱え持つ、時代の最後に破綻処理を負わせるという、無責任思考の原型になっている
のです。藤原神道のイカサマぶりは、唾棄ものですらあります。
歴史の途上では、まだ先の未来が途方もなく青空然としてあって、いくら先送りしても問題ないように思えたに違いな
く、そこで、小手先の技巧としての「大祓祝詞」も編まれたのでしょう。
呪術のほうを強化して、強い神の力を使って、強引に目の前
から罪過を無くしてしまおうとしました。
たぶん、目の前から取り去っただけで、カルマの保存法則は
ちゃんと生きています。
大祓祝詞は、罪科の保存則が存在することを認める叙述に
なっています。
知っているのです。
安部晴明も知っていたようです。
平安時代にはすでに、京滋は怨霊の巣窟になっていることを認めています。
その強伏のためには黒魔術さえも使わざるをえなかった。
しかし、それを使えば罪過はさらに増します。
ただ、罪業の先送りをしただけのこと。
目の前から取り去れば、自分らの世代だけは安泰と思ってやっているのです。今
だけ、カネだけ、自分だけ。そのカルマの累積の結果は・・・。
いつかは・・・遠い先の未来か、地獄の彼方でか、清算せざるを得ないだろうとは、思っていたはずです。
黒魔術を使う者の覚悟たるや・・・。
世界人口が過去最大になりました。70億
人。
過去世から罪業を先送りしてきた人々の数ほどに、多いのではないでしょうか。
時平も道長も転生してやってきていることでしょう。
その時々で罪を懺悔せず、隠蔽糊塗に明け暮れて、権力だけは維持しようとやっきになってきました。
それはちょうど、国祖神を封印して、何事もなかったように隠蔽したのと同じことでした。多くの被害神たちの失望を
招いていたに違いありません。
律令国家樹立と共に、外来思想のうち、殺伐たることや、やましいことに関わった思想を次々と隠蔽していきました。
キリスト教の部分、ユダヤ教の部分。これらは、秘密がバレることに繋がる根幹部分です。関係者の抹殺に動きました。
ホツマにはイエスの伝承や占星学などのカバラ概念がしっかり残っているのに、記紀ではもう触れられていません。
ホツマは、史実改竄が主眼でしたが、記紀ではホツマの推奨するキリスト思想すらも抹消しています。しかし、根幹に
なる主宰神にちゃんと名残を置いています。伊勢=イエスというのは、今ではよく知られています。
そして、そのようなことは目じゃないとばかり、古事記の知識には未来の先端科学すらも網羅して、他国の神話を凌駕
させているのです。
しかし、問題はシナリオとその現実誘導にあります。
日本は世界の雛形となら、それによって日本も世界も、人心の低質化と、強圧的強伏の理念によって主導されるように
なったと言えます。
それは今の世にまでも、集合無意識に対する神話の影響力として現れています。
実行した秘教組織にとっては、一挙何得にもなる結果だったことでしょう。
人々の精神性は、神話のシナリオで伸び悩み、頭打ちにされ、世界にはいっそうの低質化の種が撒かれたのですから。
それに気が付いていても、当時から識者は、胸の内にしまっただけにしてきたのです。
最後は金目と自己保身。人類とは類を利してこそのものでしょうに。
目を曇らされた弱い存在です、人類とは。
しかし、人はそれをよう理解しません。
様々な思想に染まった頭の中には、理解する範疇がないので
す。
6. 祭祀末端での神話づくり (死
人に口なしの原理を神にも適用)
昔から神霊を移す方法として、「勧請」という方法が神道にも仏教にもあります。
むろん、日本に固有の方法であり、不思議なことに効果があるのです。
死者の魂移しなども、墓所の移転の際に、僧侶が執り行うわけです。
うちでもそれはやりましたし、魂移しのときの夢さえ、遠隔地にいて私は見ましたから、実効のほどはわかります。
その神霊版が、古来から行われてきたわけです。
分霊にして勧請したりといったことは、ざらに行われました。
また、土地の使用にまつわる地鎮祭やお祓いなどは、クライアントのニーズに応じて行われました。
しかし、強制される当の神霊の思いは、無視されてきたのではないでしょうか。
半ば、祭祀する側の都合だけで、やられてきたことがほとんどでしょう。
公共の利益のためにと、別の用向きが宣伝されてきたはずです。
しかし、人間のすることは、本当の用途はそうでないことが多いものです。
いいや、そんなことはない、お伺いを立ててやっているのだと仰るかもしれません。
では、誰が主観を交えずに、神霊の解答を受け取るのでしょう。
もしその前身が、封印呪詛のための強制的措置なのだとしたら、神霊にとっては迷惑になっているに違いないのです。
それを神霊は納得しておられると、身勝手な解釈を振付けているのではないかと思います。
そうでなければ、ここまで自然は破壊されたりしないでしょう。
その前に必ず、土地の神霊は異議を唱えていたでしょうからね。
それに対し、受け取り側が、素知らぬふりをしたか、あるいは、取り違えて伝えているはずです。
違いますでしょうか。
死人に口なしという原理が、神霊においても適用されてきたのです。
それをよう感得しない、もしくは歪曲する仲介者(シャーマン)を置いて、身勝手な解釈をつけさせていることもあるでしょう。
そのようなシャーマニズムというのは、端から嘘を仕込んでいるわけなので、邪悪なことです。
むろんそれをさせるのは、指示する側の上位階級の者や権力者だったことでしょう。
人間の側のする合理化判断が、神霊の純粋な思いすらも、歪曲しているのです。
神は人間の力に敵わないという構図が、昔からあったことになります。
神が善良であるから、耐えてこられている。
今は科学万能論によって、学者が大丈夫と言えば、大丈夫になってしまいます。
しかし、今やそれはプロパガンダによって創り上げた嘘だとわかってきています。
昔も、神との仲介者が、大丈夫と言えば、大丈夫とされていたのです。
その後で、学者にも、仲介者にも、金一封が渡されたことでしょう。
彼らもそのためには、簡単に嘘をついたのです。
最後は金目でしょ。
何でもかんでも、それでおしまい。
海洋でタンカー事故。どこぞかで原発事故。膨大な環境汚染。
それらすべて、賠償金その他の名目の金額に換算され表示されて、それでおしまい。
あとは環境が勝手に浄化をやってくれるだろうになる。
神は弱いから、封印されているから、ただ耐え忍ぶだけで、何もできない。
その侮りが定着強化されて、世界は取り返しのつかない状態になっているのです。
神々は封印されて力が奪われ、邪神の息のかかった人類によって滅多やたらな出鱈目が行なわれていても、暗い空間で
座視せねばならないとすれば…。
真伝の推理
ホツマの冤罪を晴らすマコトツタエ
この記事は私の創作物語になります。むろん表向きはフィクションですが、私自身は真実であると確信してお送りする
ものなので、新神話の一ページに加え、神話創造による実現を図りたく思います。神世がこれを読んで、神々の知るところとなるのです。
その内容は、ホツマなどの古伝でよく話題にされる、持子早子のクーデター騒動が冤罪事件だったと断定して創作した、アンチ
ホツマ物語です。
私は、旧神話に誘導されて今の世が形成されてきたと考え、それを超克するために、アンチ旧神話たる新神話を打ち立
てました。すでに創作開始して10年以上を経て完成しており、
只今は効果の見届けと補稿に費やしております。2015年半ばの時点で、第15章になります。
新神話の立場からすれば、ホツマ伝承はウソごと、アヤごと、マガごとで綴られたフィクションであると洞察されるも
のです。それゆえ、新神話に内含されるべきマコトツタエによってこれに対抗し、元を糺しホツマを凌駕せねばならないと思っております。
新神話第十章には、カンナオビ(実
在した人物)が実際に見た夢の内容を載せております。
彼女は、どうやら過去世に国常立神の宮廷にいて、クーデターを目撃しているようなのです。(その箇所を後ほど)
イナンナ(実在した人
物)も当時の、どうやら同じ事件に立ち会っていて、文章力のあ
るイナンナは二日ほどでけっこうな分量のファンタジー小説を書いています。⇒テ
ンサウザンドイコールミリオン
小
説の中の登場人物のウズノがアマテラス(男神)に相当します。物語の中では殺害されています。舞台設定はシュメール時代になっていますが、彼女も神世の叙述の仕方を知っていればそうしていたはずです。
もしかするとアマテラス(男神)も暗殺されているかも知れません。神霊なので死ぬことはないとすれば、
岩戸の結界に幽閉封印されているのかも知れませんが。そうあってほしいものです。(2015年5月になってアストラルトリップして岩戸山を探索された方の記録が公開されていた
ものが見つかり、そこに封印されている様子が図解されています)
国常立神と豊雲野神の封印呪詛の構図が明らかになり、そこにアマテラス男神も関わっていることが、幾何学図形的に
も証明されました。
そこは国常立神が出雲の役人の不正を糺すべく赴いた宮津の執政地でもあり、ホツマもそのあたりから真相隠しのためのフィクション度を増しているのです。
持子早子とスサノヲが共謀して起こしたクーデターによって幽閉や封
印があった??
いいえ、彼らはまったくの冤罪であり、邪神側のクーデターはまんま
と成功し、被害神たちの消息は知らされず、事件の真相を知る者たちを封印し、あるいは首謀者を別に設けて、冤罪に貶めて追放し、
大事に
は至らなかったように神話が取り繕われたままになっているのです。史実の改竄は十八番らしいので、やられた側はたまったものではありません。
ま、いずれにしても、つい今まで岩戸は開けきられておらず、改竄されたお
伽噺はずっと不整合の腐臭を放ってきたのです。
暗く濁った精神的抑圧のうお座の時代は、未だに自己主張してやみません。
みずがめ座となった今は、夜明け前から夜明け移行の時代とも言えます。
そのためには、真相をはっきり示すことから開始されるべきでしょう。
ほんとうなら、2001年には
手がかりになる情報は、手元に届いていたのですが、14年を経て、ようやく確証となる幾何学構図を提示できることになりました。
なぜもっと前に判らなかったのか、わが不明をいたく恥じて
います。
さて、読者はこの世の人物がどうして神代の時代のクーデター事件に立ち会ったのか訝られることで
しょう。
この世にわざわざ生を受けて目的を果たすためにやってきた神々がいるのです。
新神話でカンナオビとしている人物は、実は奥津嶋姫の化身であり、イナンナとしているのは市寸嶋姫の化身です。これはさま
ざまな奇跡的な出来事を総括してそのように結論づけられました。彼らは冤罪を受けた早子姫の子供な
のです。
そして、ここに書き記します私も、この神界政変の被害者側の関係者であるらしいことがわかって
まいりました。話があまりにも畏れ多く、また僭越にすぎるため、にわかに信じ難いと思いますが、実は”アメノホヒ”であるか、もしくはホヒの依り代
もしくは雛形としての人(霊止)の器と言えば、ご理解願えますでしょうか。すると、奥津嶋姫、市寸嶋姫
とは従兄
弟同士にまで昇華されるのです。
なお、早子の子供こそが奥津嶋姫と市寸嶋姫だったということは、私がこのホツマを見ないうちは知りませんでした。また、まさか持子の子がホヒだということも、知らなかったのです。記紀では、アマテラスの子とスサノヲの子に分けてしまわれ
ていますが、出鱈目なのです。ホツマでは、両母が姉妹ゆえに、このような関係になり、ともにアマテラス男神の実子であるのです。
その三人がこの世のタームの終了間際を共に選んで、神界政変劇の実像を伝えようと、この世とい
う劇を共演すべくやってきたのだと想像していただけたら幸甚です。
さて、我々が神界政変の時点になぜ立ち会っていたか。
国祖神国常立尊は、王家の子女であっても、庶民と同様に機織の手習
いをさせて、庶民の苦労を偲ぶべく、行く先々で手元に置いて、修行させていたといいます。
そんなまさかのときに、クーデターは起きてしまい、一部始終を目撃することになったのです。
私もその当時の記憶があります。私が誰であったかは知れません。が、警備担当をし
ていたように思います。その三者の記憶を総合して、ここに神界政変劇のあらましをお届けすることにいたしました。
私にとってホツマは、真相を窺い知る意味で非常に大事な恩義ある資料です。
しかし、そこに書かれていることは改竄後のものであり、嘘を含むな
らば、徹底して正してこそ、むしろ報恩行為になると思っております。
また、孤独な私のもとに神の化身の二人は時期を合わせたようにしてやって
きてくれました。
そのことによって、無味乾燥な人生の枯れ木にも花が咲いた、奇跡とも言える時間がこんな私にもありえたのです。
それがたとえ、彼らが私を利用する目的であったとしても、私は彼らの
恩に報いることこそ、最大の使命であり、この世に生まれてきた、あるいはいま生かされているところの、運命の目的であると信ずるしだいです。
我が一命を賭して、この資料を完成させ、多くの方にお知らせしたく思います。
私は2013年の出雲大社の式年遷宮の翌朝未明にありありとした夢を見ました。
どうやら記念すべき祝日に、神界の出雲大社の殿中で、衾の中から目
を覚まし、いきなり大国主命と奥津嶋姫に出会っているのです。神界の、というのは、現実の出雲大社ではなかったからです。それでも非常に造りが巨大で大きな岩山の上に築かれ、社殿の左右
両側から二本の階段が地上の境内地まで伸びておりました。
私が神話功労者だから、栄誉ある目覚めを経験できたのかも知れませんし、私が琵琶法師のように
悲しい神話の弾き語りをして神々の心を慰めたからなのかも知れませんし、あるいは私自身がホヒゆかりの者だったからかもしれません。
彼は、大国主命のもとに赴任していますから。とすれば、奥様の奥津嶋姫と
は、従兄弟同士になります。大国主命とも義兄弟になります。
もしそうだったとすれば、この時代に至り、共に親の冤罪を晴らすべ
く、我々は立ち上がったのかも知れないのです。逆賊の冤罪をかけられて非業の死を遂げた二人の母の子供たちが、アマテラスを父として生まれた、いかに高貴な身分であっても、衆生のそしりは永代免
れず、誰の協力も得られぬままに推移していた時に、我々だけでも何とかしようと奮起したのかも知れません。
ご覧ください。奥津嶋姫ら三姉妹は、いつも孤島か辺境の岬に蟄居しているでしょう。
神界における衆生のそしりや、言い寄りなどの危難を避けて、孤独に耐えている姿には見えませんか。
そのこの世の化身すらも、たえず閉じ込められている感を持ち、閉塞感のトラウマ
に囚われていたことを、私は知っております。封印という行為が、どれほど残酷なものであるか。神代の姫君であって
も、今なお精神苦の最中にあるのです。
ホヒにおいても、刺客の追跡を逃れ、命からがら大国主命のもとに、身柄を寄せているとも言えます。身近な親族がクーデターに遭い、その被害者の側にある者の
ほうが、内実をよほど知るゆえに、今なお苦難に遭っているという現実があるのです。
むろん、人に転生するときは、すべての記憶をなくしてきますから、魂がどんな志を抱いているかなどわかったりしま
せん。しかし、強いトラウマを持った魂たちの、強い意志の磁力がやがて同志を引き合わせ集めるのは、時間の問題なのだろうと思います。
私は女性二人の話を統合して、この事件を新神話の中に書きました。
以下に記す「カンナオビ、神界のクーデターに立ち会う」のところです。カンナオビ
とは、奥津嶋姫の化身です。
そこには、私のアレンジが半分ほど入っています。というのも、私にもその共通する記
憶があるからです。
カーテンと柱の間にたたずむ機織女風のカンナオビらしい人物を注視している記憶です。
そこで私は、自分を警務大臣補佐官として登場させました。その話は2008年に書いています。
むろん、2013年の
遷宮直後日の夢の解釈しだいでは、警務大臣補佐官としていたのを、皇太子のホヒと言い換えてもいいかも知れません。
いや、それをするには、まだ未熟すぎていますか。
新神話では国常立尊の暗殺だけを描いています。
そして、「国常立尊暗殺現場に立ち会った梵天の決断」では、いかなる動きも見逃していない梵天と、決定的な禁則破
りをした場合にどうなるかについて語っています。
しかしそれも冒険活劇となるのがこの世界。
「デイブレーク・ブリゲード(夜
明けの旅人)計画」は、真の逆賊である邪神一味掃討作戦の開始
を告げるファンファーレとも言うべき箇所です。
これがなくて、どこの世に正神の出る幕、勧善懲悪のためしがあるでしょう。
新神話第十章より
カンナオビ、神界のクーデターに立ち会う
200X年6月のある日。カンナオビは、未明に過去世の夢を見た。
カンナオビは宮廷の機織り女であった。宮中の晩餐会の最中、突然部屋の中で爆発があり、ぼうぼうと煙が立ちこめ、
あたりは怒号が飛び交い、逃げ惑う神々で蜘蛛の子を散らすように騒然となった。
カンナオビは直感した。暴動に違いないと。そういえば、国王様の近辺には、ただならぬ噂がふんぷんとあったのだ。国王の政
治を良く思わない重臣たちが、もしかすると何事か起こすのではないかといったような。
カンナオビが分厚いカーテンに身を隠していると、ネアン(これは私であり主人公としてい
ます)が目の前で人々の誘導と指図に忙しくして
おり、たいへんな事態であることが察せられた。警務大臣補佐官であるゆえに、こうした場合は最後まで残って責務を果たさねばならないのだ。
ネアンはすぐに、カーテンの下に脚を覗かせているカンナオビを見て取った。
「出ておいで。ここにいたらたいへんだ」
そこに執務室から書類を運び出してきた文部官が、「重要書類はこれで全部です」と、彼の元に置いて行った。それをネアンは
配下の女官に手分けして渡す。ぴったりとボディーにフィットした装束に身を固めた、こうした事態のために、彼の元で訓練されてきた者たちだ。だが、持ちき
れる以上に文書の量が多かった。
「後の者はどうした?」
「大広間で殺されました」
「そうか。では、この分を頼む。直ちに城を抜け出し、XXXXで次の指令を待って欲しい」
「心得ました」
ネアンは心配そうに見ているカンナオビのところに書類を抱えてやってきた。
「謀反が起きた。カンナオビ。君は中立の立場ゆえ、この国に残ることもできる。
だが、もし我々についてきてくれるなら、共に来てくれ」
「はい。ついて参ります」
「分かった。私はまだしなくてはならないことがある。みんなで手分けして、必要なものを持ち出さねばならない。君
はこの文書を持って逃げてくれ。近々、落ち合おう。さあ、こっちだ。裏口から逃げるんだ」
「どこで待ち合わせればいいの?」
「まず、XXXXに行くように。そこに皆がいる。最終的にはエクストラン(外の世界 地上界)になるだろう。緊急避難にはやむをえない所だ。そこを出た右手の二番目にあるドアから入れば一本道
で地下通路に出る。要所要所にいる係官の誘導に従いなさい」
「はい」
夢見の力によってカンナオビは神界における鮮烈な記憶を追体験することができたのだった。
この神界における事件こそ、日本神話にいわく「スサノヲの反逆事件」だったのである。
だが、神話はえてして伝承の継ぎ合わせ。実際にあった歴史的事実の原型を留めるも、為政者サイドの都合のいいよう
に改竄されていたりする。
このとき反逆したのは、国王の側近たちであり、国王一家は暗殺され、といっても神霊であるゆえに不死であるため、
強い魔法を使った呪封が行われた。
そして、首謀者に仕立てられたのが、たまたまクーデター直後に来訪した、豪勇のスサノヲだったのである。
国王の国常立尊は魂を細切れに分割されて芦別岳の地下深くに、王妃の豊雲野尊は鬼界が島の地下にそれぞれ封印された。煎り豆に花が咲くまでは、出てくることができないという言葉の結界呪封がなされていた。
煎り豆とは、熱が加えられて死んだ豆である。それが芽を出
し花をつける頃とは、まずありえない先の未来ということになる。
ここで識者なら容易に推測がつくだろう。今、人界にある有情たちの多くに、この手の呪封が施されているであろうこ
とを。これを映画マトリックスは「閉じ込められた者」と評している。
ここに出てくるエクストランとは、まさに神界からもプログラムによって作られたと認識されている仮想現実の世界、人間界の
ことである。
神々なら、教導することはあっても、あえて下生することを忌み嫌う場所。ゆえに、避難場所ともなりうるのだ。
それ以来、神界は暗黒に閉ざされた。正義は途絶え、悪徳が蔓延するようになった。
力の勝る者が弱い者をいいように扱い、神界の階層構造社会たるや、マフィア社会のようなものになっていった。
日本神話は「岩戸別け」を既成のこととしているが、それは神界における希望的未来預言であって、未だ実現してはい
ない。
ホツマなどは、即座に終わったかのような表現によって、事態の深刻さを隠蔽している。
ただ、しだいに心痛める者が出てきて、人界の悲惨な現実から学ぶべきことを唱え出し、やや神々の性向も温情的になる傾向に
ある。下界の議会制民主主義は、その現れである。
その先に、かつての神界のよすがとまではいかぬまでも、正されていくに違いないという希望的観測がなされているの
である。
だが、もし国常立尊であれば、そのようなやわな展望を許すはずがない。
また、本来それだけの力を備えた神であるから、大元帥明王とも言われている。だから彼の音信は、地獄界において、
正義と邪悪を厳しく吟味し、亡者を振り分ける閻魔大王として活在しているとされている。
国常立尊暗殺現場に立ち会った梵天の決意
では、クーデター直前の神界はどうだったのであろう。
国常立尊は、神界にあっても、世の無常を感じていた。彼が最高主神に抜擢されたときもよからぬ輩があまたおり、彼が為政す
るに当たり、規則や法制でいくらその発生の源を断っても魂の根からくる邪悪さはいかんともしがたかったのである。
特に出雲に起きた役人の不正事件には、その根の深さを思い知らされた。極めて秩序だった平和で満たされた世相であったにもかかわらず、過分を希う輩による不正。それによって、不当にも搾取された被害者たち。そうした不
正事件は続出したのだ。
国常立尊は、世の裏の実情を知っていた。神界といえども、マトリックス的現
実であること。いわゆる六道のことごとくに、非実在性、フィクション性が内在すること。そうである限りにおいて、有情はしっかりと足を地に
付けた思いに根ざすことができないこと。
ちょうど人が舟で航海するがごとく、船底の下の深海にはどんな魔物がいるや知れず、ただ舟の中にあるという安全信仰によってのみ只今があるという現実が、彼の思いを辛いものにしていた。神々の思いに影
響を及ぼしている魔物の存在(魂を持たない種族の悪意、策謀)がすでに知れていたのである。
国常立尊は、真の自己を探すべく黙座して瞑想の旅に出た。思いの中の不安とは裏腹に、心の底に平安の領域のあるこ
とを感じていたからだ。彼は瞑想の深み、もしくは高みにわけ入ってついに安心の主を発見した。
そこにいたのは、梵天であった。
「あなたは誰ですか」
「私はあなたです」
「どういうことですか」
「私はあなたの目や耳や意識を通して見る者であり、あなたをあなたたらしめている者です」
梵天は光とエネルギーを放っており、それがまるで川の水のように彼の中に脈々と流れ込んでいた。
「ああ、この幸福感。永久に続くかと思われるこの安らぎ。私をここに留まらせていただけないですか」
「いいですよ。私の中にいなさい」
光明と至福に満たされたとき、ふと国常立尊は思った。やらねばならないことが山積していることを。そう思い出すや否や、ど
こからか現れた白い玉が、輝く梵天に向かってぶつかっていき、爆発して砕け散った。
国常立尊は、それも希望者に違いないと気付くと、急に恐ろしくなり、後ずさりした。すると、国常立尊は後ろに引き込まれる
ように、瞑想している自分の立ち戻ったのだった。
「しまった。自我意識が破壊されるという惧れによって、退転してしまった」
再びあの存在に会いに行こうと瞑想したが、何度トライしても、ハードルが高くて至ることができない。
「真実をお聞かせください。我が主よ」
すると打てば響く乳鉢のごとく、返事が返ってきた。
「私があなたという夢を見ているのです」
国常立尊は悟った。内在する自分こそが、かの人であると。
かの人の目となり耳となり、自分が動いていると。かの人も、自分と同じ想いを経験していると。
「ならば、よいお知恵をどうか・・」
執政の場に戻った国常立尊を待っていたのは、どこからともなく渦巻く黒い陰謀の影であった。
それゆえに、いっそう正義をかざして、粛清の処断もなさねばならなかった。それが苛辣を増すにつれ、為してしまっ
たことの不正がいつ発覚するか恐れて、陰で徒党を組む輩があちこちに出てきた。
その数が満ちる頃、彼らの前に、ついに魔物が姿を現し、直接指示を出したのだ。国常立尊を殺してしまえ、と。
封神されて今があることを知らぬ神々は、それが神界をコントロールする天仙の差し金であろうとは気付くよしもな
い。こうしてクーデターはいとも容易に成った。
国常立尊はもうもうたる煙の中、未だ見たことのない魔物によって羽交い絞めにされていた。前に立っていたのは、き
らびやかな甲冑を身につけた武将のようであった。毘沙門天のように見えたが、そうでないことはその装いと態度によって分かった。
「国常立よ、もはやこれまでよ」と、するりと刀を抜くと、それは青白く光るや、光を浴びた周囲は真っ暗になった。
刀の妖気とでも言うか。
「魂をも斬ることのできる太刀がこれなり。再び生ずるなかれ」
そう言うが早いか、太刀は国常立尊に浴びせられた。羽交い絞めにしていた怪物の腕とともに、国常立尊は胴体を真っ二つにさ
れてしまった。しばし甲冑武者は様子を見たが、彼の魂は強靭で、未だ死んではいなかった。
「おのれ。よほどの精神力と見える」
さらに縦横斜めと何太刀も浴びせて、一寸刻みにまでしようとした。
国常立尊はそのとき、自分の中にいてこの様子を見ている梵天に訴えた。
「梵天よ・・魂のない者がいます・・これは明らかに反則・・処罰を求めます」
そうして息絶えた。
魂の断片の山からなにやら霊気が立ち昇った。
「何だこれは。まだ生き延びようとてか」
甲冑武者はさらに断片を形がなくなるまで切り刻んだ。周りには、かねてより国常立尊に媚びへつらっていた側近の姿
がいくつもあった。
「これで二度とお目にかかることはなくなるわけですな。バイオモドキ様」とまで言っている。
「まだ未練があるやも知れぬので、僧侶を招き呪封を行う」
と言うや、申し合わせたように、ひとりの僧侶が入ってきた。術に長けた太公望である。
「このひき肉を、ここより北東の方角の遠方に持っていき、ばらばらにして土中深く埋めなさい。この一塊だけは、地
中最も深くに埋めるゆえ、私が持っていく。お前たちで残りを互いにくっつくことのない距離に埋めてしまうよう」
「ははっ」
「かくなる呪詛を施そう。炒った豆から芽が出て花を咲かせるような途方もない未来に、再び日の目を見ることを可能
とする、とな。こうでもせねば、魂ある者を冒涜する云々と外野の梵天から横槍が入れられんとも限らんのでな。永遠なる魂には、ふさわしい未来展望になるで
あろうよ」
国常立尊はこうして、人事不省の状態となり、魂の不具のまま昏睡することとなった。
ところがこのとき、国常立尊の意識を通して梵天が事の仔細を確認していた。しかも、有情の中でいつものようにただ
眺めて楽しんでいるのとは訳が違っていた。国常立尊が今わの際に託しているのだ。それとともに、梵の全系を揺るがす外敵の存在をしっかりと確認したのだっ
た。
こうして、いみじくも太公望が知らずに外野呼ばわりした全系の最高神に知れてしまい、大規模な邪神掃討プロジェクトがス
タートすることになったのである。
地を見れば天の如何なるかが推測できるように、以後、神界にも権力をほしいままにしたい策謀尽くめの暗愚な神が歴
代の主神として輩出されていた。
その影響を受けて、地からは勧善懲悪の理念が衰退し、正義と邪悪の戦いの局面において、正義の勝利することが稀に
なった。
いきおい被支配者たちは上を見習うようになり、悪事も法に触れぬほどに適度にせねばと、折り目正しさを失い、魂の品位を下
げていったのだ。
だが、神界は確かに“さ蝿なす黄泉”のごとしとはなったが、まだ地上界ほどではない。正しくとも、大人しくしてい
る神々があまたいて、人々を任意に導いていた。
だが、地上界は低い野蛮なプログラムの適用されるエクストランとなってしまったのである。
これが伝承に言う、失楽園の真相である。
デイブレーク・ブリゲード(夜明けの旅人)計画
失楽園の発生は、同時並行的に、クーデターを起こした邪な神々を掃討する作戦の事始めともなっていることに注意が
要る。だが、神界のスパンは地上よりははるかに大きい。
当然ながら、正しい者たちの間からは、ずいぶんひどい世になってしまった、何とか以前のようなまつりごとの世に戻して欲し
いという思いの煙が幾重にも立ち昇っていた。やがて、悪魔邪神の支配は終わる日が来るという預言めいた噂が立つようになったが、なかなかそれは訪れようと
しなかった。その預言も邪神の手に係り、邪神の権勢存続のための未来シナリオになった。
神界の神々は、汚らわしい地上への下生を忌み嫌ったが、いろんなことが生じる魅惑的な実験世界ではある。
その地に赴く者は、本来、神々によるそれなりの加護が必須となる。それなしでは、裸でジャングルを行くが如しなの
だ。この世にあって、幸せでいられる者、目的を見つけた者は、神々の加護と期待を必ずや担っている。感謝せねばならない。
国常立尊に仕えた忠臣たちは、付き従う者たちと共にこの忌み嫌うべきエクストランに至らざるを得なかった。
この地だけが、お家再興の可能性を秘める舞台と目されていたのだ。
忠臣たちは順次、あるいは時差をおいて、あるいは異なる場所へと、ちょうどパラシュートで目的地に着こうとする如
く、マトリックスプログラムのジャングルへと降下していった。
マコトツタエ
さて、ここからマコトツタエ(改竄前の元の伝承)が始まります。
ホツマの話をご存じない方は、こちらを参考になさってください。
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya06.html
それは「あや」と題していることからも、「綾」(言葉の綾)「あやかし」(妖)「あやし」(怪)「あやまち」(過誤)であることを初めから認めているわけです。ホツマ作者の本音です。
本居宣長も、あや=マガ(禍)「歪曲」として、わざわいを意味する言葉としています。
では、内容はどうか。すでに前記事で見てきたように、勝者である為政者側にとって都合のいい改竄を目的とした創作
物語ですから、筋書きにおいてはやりたい放題です。が、神々の系譜には正確を期しているようです。マコトの上に効果ある神話は創作されるわけですから。
たとえば、アメノホヒが持子の子であり、弁天三姉妹(奥津嶋姫以下)が早子の子であるところなど、伝承が精巧にできていて、韓流官僚の面目が保たれています。それに比べ、古事記では、男子が
アマテラスの子、女子がスサノヲの子となっているなどいい
加減であり、真相さえ掴まれなければいいという趣があります。
つまり、ホツマは古伝承のマコトを元にフィクション化したもの
であり、古事記はフィクションのホツマをマコト扱いして、さらにフィクション化して真伝の痕跡を消し去っていると言えます。
しかし、古事記は古伝の科学知識を要領よく盛り込むことと、歴史の
シナリオ付け(神の計画・預言)のために作られているため、多重改変にはなっていても、歴史誘導の牽
引力があるに加え、地上の預言実現勢力(秘教組織)が、シナリオ実現の黒子として働くため、歴史はその通りに動いてきていると言えます。
また、ホツマも、渡来系の高度知識を詰め込むのに無理が嵩じ、トラ
ンクが小さくて中身がはみ出してしまうようなことをしています。そこでウソとホンネが識別されてしまったという次第です。
では、実伝はどうだったか。以下に掲げるのが秀真(マコトより秀でた創作作品)を駆逐する私の手になる真伝(マコトツタエ)です。
真伝物語
この物語は当資
料の作者の創りました創作物語です。むろん、創作物にほかならず、フィクションと捉えてもらうすべのものと了
解します。
神世の政変
にかかることの帖
日月は巡り時は移ろい、日の神アマテラスの御世は
事もなく、神のご威光は国のすみずみにまで照りとおり、人々の暮らしは日のお陰(光)を受けてますます豊かに平和が長く続きました。
そのようなときに、出雲の国で役人が賄賂をとって特別な民の便宜を図り、幾多の民が窮状を訴えていることを耳にし
たトヨケ神は、急ぎ丹後のマナイ原に出向き、そこを根拠にして事件の取調べをすることとなり、詮議の上、この役人に公務員罰則を適用し長期受牢を、贈賄側
には公の仕事の永久停止を申し渡し、被害にあった民には納得のいく便宜が図られたのです。
びっくりしたのは、ヒタカミに残る悪徳官僚たちで
した。出雲の不祥事が発端で、どんな密告で自分たちの悪事がばれるか知れないからです。
事が急を要するとみたこれら悪徳の者たちは、戦々恐々となったことは言うまでもありません。
ところがこのとき、悪徳の彼らでも思いつかなかったことを薦める者がいました。どこから流れてきたか、外国から来たという
その男は不思議な術で占いをし、みごとに的中させることで話題になっていました。その男が宮廷のセオリツヒメの耳に入り、請われて占っていたのです。
セオリツヒメと内通していた悪徳官僚は、この男の占いを薦められたので信用して、秘密を厳守するというその男に、自分のし
でかした収賄など不正に関わるいくつかの話をしました。
すると流れ者の男は、セオリツヒメに向き直って「ほら姫様。願ったり叶ったりとなったではございませんか」と言い
出しました。
「えっ?」
「罪を犯したというあなたは、厳しい詮議の末、いずれ投獄。そのような方があまたおいでというなら、ほら、毒を食
らわばなんとやら、みなさんで力を合わせて、いちかばちかの賭けをなさったらいかがでしょう。あなたは投獄、家門は断絶となら、やってみてもいい賭けでは
ございませんか」
「ということは・・・」
「はい。お気づきのとおりでございます。
これも何かの縁でございます。幸い、私はここに商売をしにきておりますが、実を言いますと、向こうでは一団の精兵
を擁しており、今も数名が私の世界遊行を守ってくれておりまして、彼らはいずれ一騎当千のつわもの。呼び寄せて、あなた様方のために働かせることには、何
の異存もありません」
「おお、そんな国が外にあろうとはな」
「ははは、ここよりはいくらか進んでおりますでしょうか。しかし、何の勢力拡大の意図もございませんので、事が
成った先は、安泰になさられたらよろしいでしょう。その後も、たくさんの策をお授けいたしますぞ。何なら顧問になりましょう」
心悸高揚してガクガクするのを抑えながら、悪徳官僚は大胆不敵で自信たっぷりの男の顔を凝視しながら、臆してはなるまいと
言い放ちました。
「うーん。そちの話は、わ、わかった。ここは、またということにしよう」
悪徳官僚は後ろを何度も振り返りつつ、足早にセオリツヒメの局を退出していきました。
「そんな恐れ多いことを」
「あなた様も、今のお方と(ニャッ)。このままで済むとお思いですか?」
「・・・わかった。このことは内密じゃぞ」
「ははー」
この頃、丹波ではトヨケ神が法整備を急ぎ、次々と罰則規定を設けていました。この神界から諸悪の種を根絶しようと
の確固とした決意からでした。
なぜなら、お上が暗愚では、理念の垂迹によって、下々の世界にも暗愚が及ぶからで、この場が清潔に保たれること
が、世界の幸福につながるとの尊い思いからでした。
さて、セオリツヒメは何を占わせていたのでしょう。
それは、自らに男子が三人もできていながら、北局の持子にひとりの男子あるだけで、皇位継承が規定どおりなら、そ
の子(アメノホヒ)に渡ってしまうからで、自家に皇位が巡ってくるチャンスがあるものかど
うかを占わせていたのです。
流れ者の男は、悪徳官僚がここに来る前に、「それは叶います」と自
信たっぷりに告げていました。
官僚が去った後、心細げにポツリと、「かなりの重罪になろうな」と問いますと、男は「トヨケ様の裁判にかかればそ
うでございましょう。が、そのような罪はつい昨来、作られたものでございます。私どもの国には昔から、"許し"という我らの神のお作りになった制度がございまして、どんな罪も神もしくは神の代理人の前で告白さえすれば、許されることになっているのです」と、微笑みながら答えました。
「おおー、それはすばらしいが、ほんとうのことなのか?先ほどの者にも聞かせたいような話だが」
「はい」
セオリツヒメから流れ者の男に知らせが入ったのは、七日の後でした。顧問として南の局に急ぎ参らせたまえと。
このようなことが水面下で謀られていようとは、まったく知らないアマテラス男神でした。むろん北局も日々安泰でし
たから、知る由もありません。ただ、何か身辺を嗅ぎ回る影のような存在がたまに警備から報告される程度でした。
「時はいま桜ちりそむマナイ原」
ついにセオリツヒメから、事始めが宣言されたのです。
それまでに謀議に加わっていた悪徳官僚の半数は、事後処理の段取りをすべく、トヨケ神を補佐するためと称して勝手
に丹波にやって来て、政務室の側近の列に加わっておりました。
かの男と精兵も、マナイ原の宮廷に、悪徳官僚に導かれて別室に待機。
トヨケ神自身、身を慎まれたので、仮作りの宮のままで、さほど凝った設備はありません。政務をとるやや大きめの部
屋と、文書類が保管されている執務事務室がわりあい大きくとられている以外は、トヨケ神と奥様の寝室、台所、二つばかりの多用途の別室、そして衣類を作り
整えるための機織場、そして側近なども利用する大き目の従業員宿舎といった内容です。
事が起きたのは政務室でした。突然、爆発が起き、部屋の中は煙が充満しました。居並んでいた側近たちは、知る者は
別として、いきなりのことに逃げ惑うばかり。
驚いて椅子を立ったトヨケ神は、部屋の中央の煙の少ない場所にきたとき、側近数名に周りを取り囲まれました。
それはヒタカミの悪徳官僚たちでした。
「何が起きたのだ?」
側近たちは、剣を手にしているものの、震えながら「わ、わかりません」としか答えられません。その様子を見ていて
業を煮やした流れ者の男は、「やれ」と一言、精兵に。ひと回り以上大きいひとりが、トヨケ神の背後から、羽交い絞めにし、別のひとりが、見たこともない進
んだ国の剣をかざして、トヨケ神を前面から斬りつけました。
「うぐっ」
羽交い絞めしていた精兵の両腕が吹き飛ぶほどの威力で、トヨケ神は真っ二つにされておりました。
しかし、トヨケ神の魂は強靭で、なかなか絶命にはいたりません。これには流れ者もあっけにとられています。が、こ
んなときのために準備していた手順を踏みました。
三人目の精兵に、「行け」と命じますと、ただちに宮廷の外に。
そして、悪徳側近たちに「あなた方も一刺しを」と促しますと、事前の約束があったのでしょう、みな震えながら、
「ああ」「はい」と応じました。
トヨケ神はみなの行為をひとつひとつ見て言います。
「アササ神よ、お前もか」「イナシ神よ、お前も」・・・。
全員が震えながらも一刺しし終えると、やがて入ってきたのは、ひとりの僧侶でした。
流れ者は精兵に、トヨケ神の身体を一寸刻みにさせてバラバラにさせました。
僧侶は精兵に指示して、「それを」と言いますと、精兵はトヨケ神の陽具を掴んで僧侶の用意した箱に入れました。僧
侶はそれを布に包むと、「刻んだ断片は、どこそこへ運ぶ。私はこれだけを別の場所に運ぶ」と言って、その場で幾何学的な魔方陣を描き、一時間ばかり祈祷を
続けました。
さて、宮廷にいたマコトの側近や下女や警備兵たちはどうしていたのでしょう。
部屋にいた警務大臣などは精兵に捕らえられて、悪徳側近の私兵に引き渡されてしまいました。政務室に居並んでいた
悪徳の者以外は、みなそのようでした。
外にいた補佐官たちが異変に気づき、警務大臣補佐官が機転を利かして、手順に則って宮廷内にいた神々を誘導して、彼しか知
らない秘密通路から外に逃がし、他の補佐官たちは下の者を使って、重要書類の運び出しに専念。
その間にも、精兵と悪徳側近の私兵によって、警備兵との戦闘が。しかし、手薄な警備兵の数ゆえ、すぐに尽きてしま
い、逃げ遅れた神々の虐殺が行われてしまいました。
殺された機織女の数が最も多く、もみ消そうとしても消えない噂としていつまでも残りました。
さて、逃げ延びた機織女の中に、早子姫の子女の奥津嶋姫と市寸嶋姫がおりました。なぜこのような下女の中に?
それはトヨケ神の教育制度として、王室の神々の子女には、手習いとして、庶民の苦労がわかるようにと、下女とまじっての機
織をさせていたからで、このときトヨケ神はお孫さんたちをマナイ原に呼び寄せていたのです。
それが、このような事態になろうとは。
「次は、アマテラスさまをここに呼ぶことですな」
「そうしますか」
悪徳側近の官房大臣は、すでにトヨケ神が書き残されていた遺勅に添えて、マナイ原でトヨケ神が病床に伏しているの
で、直ちに来られるようとの文をつけて、ヒタカミに送りました。
それをご覧じたアマテラスは、急ぎヒタカミを出発。マナイ原の宮廷に入られたところで、捕らえられてしまいまし
た。
その後、ヒタカミには何の異変も知らされていません。ただ、アマテラスはマナイに留まり、しばらくこちらでトヨケ
神の代理で執務に当たるとの旨知らされただけでした。ヒタカミでは誰も何も疑いません。平和の日々を謳歌しています。
むろん、セオリツヒメは事変を知っています。すでにトヨケ神とアマテラス神の意向の届かぬ領域に入っていることも。
後は持子一族をどうにかして、正嫡のアメノホヒを追い落としておいて、東と西の局に因果を言い含めればいいだけで
す。
問題は、早子の子らが行方知れずになったことです。懸命の捜査にもかかわらず、ようとして知れません。いや、流れ
者の精兵の捕捉にはかかっておりました。ただし、泳がされていたのです。
奥津嶋姫たちは、何とかしてヒタカミに知らせたく思いましたが、表に出ることもできず、直ちに警務補佐官の指示す
る合流の場に向かうにも向かえずにおりました。
流れ者は言いました。
「捕捉はついております。我々も踏み込めぬようなところに隠れておるようでして。がしかし、なんとしても政変のこ
とを知らせたいようですから、ほんの少し耳寄りな情報を流すだけで、出てまいりましょう。そうですな。この辺で持子早子と子供らを落ち合わせることにしま
しょう。そこで彼らがどう出るかですが、すでに仕掛けにはまったも同然です」
「では、アマテラスを補佐するように送り出せばいいのですね」
「はい」
セオリツヒメは、アマテラスから文が来て、早急に北局の持子らに来てもらい、身の回りの世話をしてほしい、あとの
留守は他の局で守ってほしいとのことを、北局に伝えてきました。
こうした場合は、北の政所のやるべき役割でしたから、何の疑いもなく、支度を整えると、お供数人とともに、その日
のうちに出立したのでした。
こうして、持子早子一行が近江にさしかかるとき、奥津嶋姫姉妹は何の障害もなく密会を果たせたのでした。
何がマナイで起きたか、知る限りのことを伯母と母に話しました。
持子と早子は政変の起きたことを知り、それがもとでトヨケ神が病床に伏すというのもわからないでもなく、かといっ
て後に行ったアマテラスの音信も平穏とすれば、政変は無事収まったのか、それとも別の展開になっているのか、まったく掴めないため、アマテラスの弟のスサ
ノヲに調べてもらうべく、文を出しました。
我らとともにマナイの兄様を慰問してくれないかと。
スサノヲは昔から豪気で根が単純なことがわかっていましたから、逆賊側に加担しているとも思えず、また頼みごとはいつも快
く引き受けてくれることから、頼もしくもあり、何か異変があらば教えてくれるだろうとの思いでした。それに加えて、何かあらば、アマテラスに殉ずる覚悟も
すでに固めていました。
危急の頼みにスサノヲは動きました。ほかならぬ姉者のために、豪速を以てして老の坂で追いつき合流を果たし、マナ
イに入廷する目前まで来ました。
その間、いろいろと話を交わしました。
「政変が起きたと?」
「私の子がそれを目撃しているのです」
「冗談とは思えなかったから、手勢を五百ばかりこちらに向かわせている。一日遅れで到着することだろう。だが、も
し何もなかったなら、どうやって事を収めるつもりだ」
「そのときは、私が娘に代わって罪をかぶります」
「私もです」
「何をおっしゃいます、お姉さま。あなたは正嫡男ホヒ様を支えねばなりません。もとは私の娘のしでかしたことゆ
え、すべて私の側の咎として咎めを受けますから」
「まあいい。まずわしがひとりで乗り込んで、無事を確かめることにしよう。なに、わしひとりで十分、一騎当千の働
きができるでな。もし何かあっても、切り抜けて来るわ」
こうして、スサノヲ神が単身で宮廷に乗り込んだのでした。
「なに?兄者は業務多
忙で会えないと?」
「そのとおりです」
「何かわしに顔合わせできぬ事情でもあるのではなかろうな」
「そんなことはありませぬ」
「トヨケの祖父はどこに入院されてるのだ。お見舞いしたいのだが」
「あいにく、集中治療中で、面会できません」
「とにかく、どこの病院だ」
「・・・」
そこに様子を見ていた官房大臣がやってきました。
「スサノヲ殿、いつもながらの粗暴な物言いに、みなは閉口しております。
庶務大臣補佐官の申しますように、いまはお二方ともお会いになれません。
そもそも、どうしてあなたがここにおいでなのですか。
我々は奥様がたの到着だけと聞いておりますのに」
「そ、それはだな、わしはただいきなり思い立って、兄者たちを慰問したいと思っただけだ。
いつもたいへんらしいからな。わしなど、手伝いもできんが、ほら、応援ぐらいはして差し上げられようと思ってのこ
とだ」
「とにかく、お会いできる時間が取れるまで、どこかで待機していただけませんか」
「そうか。わかった。今日は引き上げることにしよう。ここにわしの片腕をひとり置いておくから、面会可能となら、
伝えてくれ。わしにすぐ伝わるのでな」
「わかりました」
その頃、スサノヲ神の五百の兵卒が持子姉妹の逗留する近くに至っておりました。
その手勢の数は、おのずと目立ち、街道の民衆の目にも留まります。
そこに妙な噂が。
戦さが始まりそうだと。
それを言うなら、悪徳側近の兵卒のほうがすでに何派にも分けて通っていましたから、同じとは言えるわけで、むろん
あらぬ噂を流しているのは悪徳側近の側というわけでした。いくらでも間者を沿道に忍ばせてありましたから。
「だめだ。どちらにも会わせてくれん。側近が壁を作っているとしか思えんから、やはり何かがあったと思ったほうが
いいかも知れんな。それにしても、庶務補佐官というやつは新顔だった。腑に落ちんが、どうにもならん」
「私たちは、もし捕らえられたとしても、入廷しますよ。いざとなれば、殉死する覚悟はできていますから」
「姉者。それはまずいぞ。我々の正当性を伝える者がいなくなってしまう。姉者の娘はどこに行ったのだ」
「頼りはあの子達ですが、元の抜け道に戻らねばならないと言って、近江で別れました。まだ未成年ゆえ、巻き込むわ
けにはいかず、別行動を許しました。それに、あなたが入廷している間に、実家のほうにその辺のことを文に書いて送りました。何かあれば、事変を察してくれ
るでしょう」
「いよいよもしものときには大事になるな。何もなかったとしても、一族あげての恥さらしになってしまうだろう。ま
あそのときは、またわしがしでかしたことにでもしてもらえばいいのだが」
翌朝、持子早子は供の者三人を連れて道案内を先頭にして至り、宮廷の前に立ちました。
持子早子の到着と聞いて、門を開ける門衛。すると中から官房大臣が姿を現します。
「これは奥様。遠路よくお越しくださいました」
「天皇はいかがされていますか。それからお祖父様のご容態は」
「はは、トヨケさまは思いのほか重体で、まず面会はかないません。天皇様も昨日から行幸で、しばらくお帰りになれ
ません。どうしてもっと早くお越しくださらなかったのですか。一昨日なら、おられたのですが。ヒタカミからなら、三日前には到着できますでしょうに。なぜ
でございますか」
「それは女の旅ゆえ、好不調もあろう。途中で休み休み来たのじゃ」
「ははっ、そうでしたか。天皇はあなた様に嫌われでもしたかなとおっしゃってましたぞ。仲良くしてください」
「そのようなことは決してありませぬ」
「ならばよろしいのですが。ところで、スサノヲさまが昨日いきなり来られまして」
「え、そうなのですか」
「しかもたいへんなことに、軍勢を連れてのお越しだったようで、地域民がみな戦さが起きるのではないかと騒いでお
りまして。何も起きなければよいのですが」
「そ、うなのですか」
「奥様は、スサノヲさまに会っておられたということはないのですか」
「・・・」
「どうなさいましたか」
「うむ。会いました。それがいけませんか」
「いや、なにもありません」
こうして持子早子は従業員宿舎に案内され、ここが逗留場所と指定を受けました。
ヒタカミの北局と比べると、なんとも貧相なこと。しかも、賄いがつかず自炊するしかないといいます。
「トヨケさまの倹約励行のご方針により、このようになっておりまして。ご子女さまもここで逗留されていたのです」
「そうなのですか。ならば仕方ないですね」
宿舎には、夜陰にまぎれてスサノヲがやってきました。
「私たちも会わせてはもらえませんでした。祖父は重体で面会不可能。天皇は行幸中とのことで、いつになるのかも定
かでないという話です。私らは、派遣された以上、ここに留まらねばなりません。あなたは、もうお帰りなさい。挙兵の噂が立っているようです」
「挙兵?ばかな。わし
にはそんな理由がない。ええい、明日もういちど入廷して、しっかりとした面会日を約束させてくる。むろん単身で行くから、挙兵などという嫌疑も晴れるだろ
う。こういうときは、退くとかえってよくない。まっすぐこそがいいのだ」
「あなたらしいこと。ほほほ」
「おおっ、わかってもらえたようだな。こんなことは初めてなので、わしはうれしいぞ。姉者だけじゃ、話のわかるの
は」
「もしかすると、政変ですでにトヨケさまも天皇もなくなられているようなことは」
「あの様子ではな」
「でも、もし天皇が亡くなられていたとすれば、皇位を継ぐのはあなたになるのですよ。ホヒはまだ若すぎて教育が足
りていないので」
「ばかを言ってくれるなよ。そこまで言ったらお世辞になってしまう。わしが天皇?無能すぎて天下がひっくり返ってしまうぞ。はっはっは。第一、わしは勉
強というものが大嫌いなんじゃ。そんなことは秀才に任せればいいのさ。ホヒにさせるんだな」
翌朝、宮廷の門前で、また同じやり取りが。
「わかりました。天皇がお帰りになられたら、急ぎ使者の方に言付けいたしましよう」
「それと、わしは兵を挙げる気などさらさらないのでな。随行の者が多いのは、いつものことじゃ。こういう大名行列
のようなことが大好きなのでな。帰りも、にぎやかに帰るぞ」
こうして、スサノヲは持子早子に一言別れを告げると、せっかく連れてきた兵卒五百とともに帰路に就きました。五百
人もの軍費はばかにならないからでした。
ヒタカミに帰り着いたとき、スサノヲはいきなり屈強な警務員たちに取り押さえられてしまいました。
挙兵した謀反のかどで。
アマテラス天皇が、行幸先で吟味してそう決定されたとの事。
「そんなばかなことがあるか。まてよ、もしかしたら姉者たちも」
そこにセオリツヒメが現れました。
「持子殿早子殿はそなたの謀反をそそのかしたかどで、天皇の命令を以て、北局から外すとともに、閉門蟄居のお沙汰
じゃ」
「なにいーっ、そんな理不尽なことがあるものか」
「今頃は、蟄居先が言い渡されていることであろう」
実は、持子早子に随行していたお供の者に、セオリツヒメの間者がいたのです。どんな言葉尻を捉えてでもいいから、
伝えよとの命を受けていたのでした。
「それから、お前の使いの者を尋問したところ、謀反の挙兵をしゃべったそうじゃ。その事実を天皇は聞かれて、処置
を下されたということじゃ」
「わしの片腕が?よも
や拷問にかけたのではあるまいな」
「そのようなことは、私は知りませぬ。話が早馬にて知らされたまで」
「お、おのれーっ。姉者あーっ、無念じゃあーっ」
すでにセオリツヒメは流れ者によって洗脳されておりました。
何度も、私の罪はどうなるのでしょうかと聞くたびに、流れ者は、私の神がお許しになりますと答えました。
今日はこんなことをしましたが。
それも神の代理の私にお話しくださいましたから、罪が許されました。
明日は、こんなたくらみを考えておりますが。
いま、許されました。
そなたの商売とは何じゃ?
実は、我々の偉大なる神の許しを売っております。ほら、これが我らの神のシンボルでございます。持っているだけで、どんな
罪も消え去るのです。差し上げましょう。ただし、元手がかかっておりますので、金銀をいただかねばなりませんが。なに、手数料程度でよろしいのです。
ほう。手に取っただけで気持ちが楽になった。
そうでしょう。我らが神は、このシンボルを持ったみなさんの罪を、みんな身に引き受けて預かってくださるのです。誰もが知
らず知らずのうちにいろんな罪を犯します。それをいちいちこだわっていたら、何もできません。そこで我らが神は、罪財バンクを設けて、それらを預かること
にしているのです。むろん、わずかばかりの利息しかつきませんから、返済時にもさほど負担になりません。そして、私は仲介手数料収入が少しいただけるとい
うわけで、みんな幸福、みんな繁栄というわけです。で、これが使用上の注意と約款です。
ほう。おや?返済期限というの
は?
はあ。最長で今から2000年
ほど後も選べます。むろんそれまでにゆとりができれば、分割でも一括でもリボというのもあって、幅広い対応ができるようになっております。私はゆとり返済
のリボをお奨めしております。
なんじゃ、返済があるとな。そんなものだったのか。で、その負担を積極的に減らすにはどうすればいい。
あなた様も"許し"のシンボルを売られることです。これはとても売りやすいです。"愛"や"優しさ"に混ぜることができるため、誰もが喜んで受け取ることでしょう。
なお、無条件契約解除の期間を七日としておりますから、もしお嫌になられたら、その期間にお申し付けください。私
は七日間は預かっておくことは可能ですが、それ以後は我が神のバンクに入れねばなりませんので。
もしいま解除したら?
今まで支払われた手数料と告白のあった罪を全額まとめてお返しします。
とすると、クーデターと最高神殺しの共謀の罪が・・・。
さようです。どうなさいますか。なるべくなら毒を食らわば何とやらのお心をお奨めしますが。
利息はいかほどか? 返済に耐えられぬということはないのだろうな。
100年に3%でございますから、わずかかと存
知ます。
2000年後に清算できなかったらどうなるのじゃ。
次の2000年、もし
くは我らの神が与えられる時空で神のために働いていただきます。なに、すでにムー、アトランティス、そして今の時代と、時代遍歴されている方が多くおられ
ます。お仲間には不自由されないでしょう。みなさんの魂は永遠ときていますから、みなさん嬉々としてご活躍です。
あまり気持ちの良い話ではないのう。
ただひとつお願いがあります。罪を預かる方の数がこれから増加いたします。神が預かれる容量を超えてしまいかねま
せん。そのときはお預かりできないと、突然なるかも知れないのです。そこで、姫様にはみんなのために、負債の先送りの儀式を先導して執り行っていただきた
いのです。
この時代の最後は黄泉の国つまり雪隠になっておりますので、ツケゴミを集めて後送りして雪隠に落とし込む掃除を定
期的に行っていただきたいのです。そうすれば、みなさんの暮らしも長らく安泰でありましょう。なに、最終の破綻処理は雪隠で行えばよいことですので。
当時、トヨケ神は地球上の全域を監督なされていましたか
ら、この流れ者の国というものの所在が問題になるのですが・・・
当時からつい最近までもそうですが、神界はより上位の界から封神と
いう呪法で支配されており、下位からでは所在の掴めない帳に隠されておりました。
それは、低次元の神霊には高次元のことがわからないという言葉で説明されています。だから、上位のやりたい放題と
いってもいい状況だったのです。
精神性に優れているのが上位にいるならいいのですが、決してそうでないのが世の中というものです。天にある如くが地にもあ
り、地にある如くが天の姿でもありました。
そのようなところから、別国の神の代理人(御使い)という者がやってきて、神界以下(下界も)を彼らのルールに従わせようとしていたのです。
返済に耐えられなかったら・・・約款には、身を粉にして働いてでも償うとなっていましたから、契約に従って、兵隊
でも皿洗いでも身売りでも何でもこなさねば・・・となるわけです。つまり、邪神の奴隷となり、時には何千回という転生も余儀なくされたり。嗚呼。
この世の有情の実質的な姿がそこに写し出されておりました。
その後、持子早子は蟄居先の九州の宇佐へ。が、そこでは誰との連絡もとらせてもらえず、たえず毒殺の脅威にさらさ
れました。そこで夜陰にまぎれて逃亡。追っ手を差し向けられて、さまざまな遍歴の苦労を経て、二人は別れ別れになり、持子は戸隠に落ち延び、かろうじて生
を保つほどに憔悴。そこを地元民に芋粥で養われて、やがて病床に伏し息絶えたとのこと。神霊は、激しい憎悪のために九つの頭を持つ龍身に変じて地中に潜ら
れたそうです。
いっぽう、早子も無念を胸にしまいつつ世を去り、同様の龍身になって地中に潜られたとのことです。(ヤマタノオロ
チになったとされています)
恐ろしいことに手を染めたことを帳消しにすべく、セオリツ
ヒメはさっそく"許
し"を励行するようになり、まずはスサノヲを赦免しました。ただし、死刑になる寸前でしたし、何も知らない第三者として振舞い通しました
から、その温情にスサノヲは感じ入り、身に覚えのない罪をあっさり認め、謝罪したのです。
まあ、これが下界の冤罪事件横行のはしりになっていることは確かでしょう。天にある如くが地に
もあり、地にあるを以て天の
いかばかりかを知ることができるという話であります。
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その後、アメノホヒの地上降臨地が六甲山系の六
甲カント
リーハウス内にあることがわかりました。
やはり、ホヒもクーデター後にエクストランとしての地上に、パラシュート降下して降り立っていたようなのです。
事前に作っていた新神話の筋書きと一致がとれたわけでした。
しかも六甲山です。先修験者・天狗との接触があった可能性はあるでしょう。
ホヒは彼らの協力を得て、この世に真伝を持ち越しているとみられるのです。
だから、ホヒの縁者である私に、天狗さんたちは多
く撮影
させ、また謎解きを任せられたのでしょう。
謎解きによって、封印されていた天狗さんのほとんど
を解放させていただきました。
そして、その当時にもたらされた真伝を、天狗さんの子孫は、後世の芦屋道満
へと引き継ぎ、保管に当たらせたということかと思います。
なんと、一連の流れとして理解できたことでしょう
か。
アメノホヒ降臨地・六甲山に謎解きの鍵が集まっている
2014年5月1日に開始した国祖神封印解除の儀式のその後、2014年5月13日の未明の夢に、
芦屋道満らしき宮司が出てこられ、道教風寺院の裏手にある、謎めいた彫刻模様の壁に私を連れてい
き、二枚の鍵を模した木札を私に手
渡し、いくつかある鍵穴に刺すように指示しました。
私は、下のほうにある一箇所と、上のほうにある一箇所に差し込み、何かを期待して待っているという風でした。
よく霊界のアカシックレコードを見せてもらうとき、図書館のようなところに行き、図書館書士から本を渡される夢を
見るという話があります。ちょうど、そのようなことではなかったかと思います。
私は2013年
頃からなぜか神社系の人物に関与しています。
2014年3月には、ある宮司さんとも知り合い
ました。
こうしたことから、どこぞかの社寺の宮司と出会って、秘伝の書を受けるという暗示めいた筋書きの夢を見たのだろう
と思います。
なぜ芦屋道満なのかについても、2012年
頃には事前に推理しており、日本とはヘブライ語で第二の聖書という意味らしいので、第二の聖書が存在したとすれば、それはどこにあるか、という推理をしました。
聖書も死海写本が正筆という話がありましたから、第二の聖書も正筆つまり真伝であ
ろうと推理。
問題はそれがどこに隠されてあるかということでした。
淡路から琵琶湖に入射するラインは死海からガリラヤ(キネレト)湖に至る南北ラインと相似像を造ります。
キネレトは竪琴のこと。竪琴と琵琶のシンクロもあります。
そこでクムランに相似的に位置するのが六甲山と推定しました。そこにはカタカムナ文献の出た金鳥山があり、先修験者たる天狗伝承の地でもあります。彼らはユダヤ教徒であることも確かです。
カタカムナ文献の管理者の平十文字氏の名前の付いた十文字山もあり、六甲山系には修
験洞窟が数多くあります。そして、カタカム
ナの資料を最終的に保管したのが、芦屋道満だったらしいのです。
もしかすると、第二の聖書も彼が。そしてまた、真伝も彼が併せて秘匿の術により、保管していたのではないかと思うのです。(むろんこれは私の創作神話部分です)
おそらくは、本当の伝承(真伝)は先修験者が持ち伝えていた。
彼らは盗みは絶対にしない。それをあえてするときは、よほどのとき。
朝廷が律令国家体制を敷こうとするとき、国の伝承(神話)を改める必要があり、真伝を改竄せねばならなくなり、それをした後、真
伝の抹殺を図らねばならなくなったとすれば。
それを知った識者たちは、なにがどうあっても、真伝の保全に命を賭けて取り組んだことでしょう。
根はユダヤ人です。第二の聖書や真伝がどのようなものだったかは、知るすべはありませんが、それが彼らの命の拠り
所だったとすれば・・・盗み取ってでも保全しようとしたとしても不思議ではありません。
先修験者たちは、朝敵となり、追われる身となりました。これが天狗という異端の妖怪伝承の発端ではなかったかと思
われます。
追手の中には、空海までいて、そのむごい呪法(三角護摩壇法)によって、天狗たちは岩の下に封印されたりもしました。
いっぽう都では、修験者側を擁護したであろう芦屋道満と、朝廷側の安倍晴明が対決して、晴明が勝ったとされています。
道満はそこで命を落としたかどうかは知れませんが、いずれ誰しも命を落として、霊界に行くことに。しかし、真伝は
どこかに隠されていて、後世の誰かが発掘するのだろうという、希望的な願いが、おそらく道満にはあったでしょう。
真伝を刻んだ石版は、カタカムナの石版のさらに奥にあったと推測されます。
そのカタカムナの存在を平十文字氏はナラサキに知られてし
まい、一部が盗み出されたため、残りをどこかに運び、改めて埋め直したと、平十文字の親友の息子さんから私は直接聞いています。
すでに平十文字氏はこの世になく、石版は行方知れず。それ
でも、秘教組織は、その行方を捜しているのです。睨みを利かす好位置に、秘教メンバーがカタカムナ
の里とさえ標榜して居を構えていることを私は知っています。
ナラサキも秘教の一員だったでしょう。しかも、近世になってからというのだから、秘教の追及力は並のものではない
です。昔からの情報は秘教組織のほうがよほど得
ています。
私は、今頃になって、幾何学的に鳥瞰しながら推理して、どうやらあのあたりがそうであろうと、漠然と解釈している
ようなことです。
霊界から道満も、これでは出土の見込みもないと、私のような者に、アカシックレコードの側から伝授しようという思
いになっても、おかしくない気がします。
いいですよ。私も、真伝が真相解明には欠かせなくなっています。お互いの目的が一致したのです。
そして、驚異的なことがまた起きました。2014年の9月になってネットで調べ物をす
るうち、ア
メノホヒがこの地上に降臨した場所がわかったのです。ホヒの降臨の場所は、なんと、六甲山の六甲カントリーハウス(遊園地)の中にあったのです。みごとな磐座があるようです。
これで、すべて一点に収束が図れました。アメノホヒは神界から下野してきた時、六甲山にいた先
修験者・後の天狗たちの協力を得て、重要書類を地上に伝えているのです。
むろんそれは、関係者の魂の記憶として遺るとともに、石版などに写し取られたものでしょう。
それを後世の芦屋道満が引き継ぎ、神界政変の涙劇を、自己の命に代えても守ろうとしたのだろう
と解釈できました。
そして現代に至り、私は麻耶山を変態しながら飛行する天狗のようなUFOを数多く撮影し、様々なヒ
ントを得て、彼ら天狗たちが三角護摩壇法という呪術で封印されていることを突き止め、その経緯を明らかにし、彼らの飛行シーンを公開することで、彼らの封
印が解けたことを確認しております。⇒ http://uu.fantasia.to/uumusou/のページから天狗系UFOの飛行シーンをご覧ください。
それが、次の章の封
印解除法になりうることを確認した次第です。
そのためには、
まず、封
印の実態を明らかにすること。・・・・・UFOとして撮影し彼らの姿が確
認された
封印の経
緯を明らかにすること。・・・・・これがいちばん大事で、謎解き=封印解除になる
私は撮影メンバーとともに、撮影を行ない、撮影物とその傾向から、麻耶山の天狗伝承を知り、そ
の謎の解明に取り組みました。すると、現代人なら絶対にしないだろうところの、謎解きができたのです。
天狗さんたちはほんとうに喜んでいたと思います。
その証拠が、2005年
前期あたりから、全国のガードレールに謎の三角状金属片が刺さったものが発見される事件がありましたが、空飛ぶ天狗のみなさんが三角の縛りを解かれて、そ
の拘束具を脱ぎ捨てて行ったものだという、オカルト的観測をしている次第です。なんと46都道府県中45都府県で起きたとか。天狗系UFOの撮影が
頻発したのは2004年後期のことです。その形状は、決して謎
の三角金属物体と違わな
いと思います。
様々な封印呪詛を解く方法
これは、私が経験上してきたことを踏まえ、こうすれ
ばよいのではないかという仮説です。
@言葉による呪詛は、言葉によって解かれねばならない。
煎り豆が花を咲かせるま
では出てはならない・・・という封印呪詛
対抗する解除術は、火の鳥(フェ
ニックス)による救出劇によります。
マグマの中に飛び込んでも、蘇生するという伝承に託して、新神話の中で具体的に救出劇を執り行います。
このたびの火の鳥のキーワードは、神世からの贈り物とも言
えるものでした。市寸嶋姫の化身との連携により得られました。
⇒ 鶴亀すべり火の鳥を出す
記紀神話のシナリオ
による日本および世界の歴史への呪詛
対抗するのは、新神話の創作による、旧神話の塗り替えと凌駕という解
除術です。
つまり、言葉の呪詛は、頓智や語呂、シンクロによって示される言
葉によって、解消が可能となるのと同様に、新神話の新しいシ
ナリオによって歴史の架け替えも可能になるという道理なの
です。
残念ながら、そのようなことに気づいた人はいませんでしたし、私の
新神話も局限された中で実現を見たものの、世の流れを変えるには至りませんでした。
ここまで至ってしまえば、最短パスは滅亡をむしろ利して旧世界を
終わらせ、新世界の早い実現を果たすことこそ最善との観点
から、当初のソフトランディング型シナリオを改訂し、
次時代にこそ邪悪を持ち越させないために、ハードランディング型シ
ナリオでオーバーライドしています。
むろんこれは、私が創造主としての固有の時空での話であり、各人が
主催される時空は、各自において保全されることが約束されるため、誰に迷惑をかけるわけでもありま
せん。私が観じたように自分固有の世界をそのように創るだけです。
他の方にお勧めする新神話としては、より穏やかな新神話設定をし
て、旧神話の問題それ自体を解消するように設定することで、対処されたらよいと思います。
たとえば、イザナギによるイザナミ救出が成功する筋書きにす
れば、地上の絶望的な環境破壊の動きは阻止され、人類
は良識を取り戻し、地上の管理者としてふさわしい行動がとれるようになるでしょう。(私は2015年5月に、イザナギではなく、スサノヲによる母イザナミ救出の神話を新神話の中に
書き加えました。こ
うすることで、スサノヲの名誉は大幅に回復するでしょう)
神々の性質の高品質化を新神話で図ることで、邪神などの破壊
的動きに対して防止力、抑止力にできるでしょう。またそれは、人類全体の品質の底上げを図ることに
もなります。
最も効果的なのは、記紀に対する
最高権限者である皇室が、記紀の筋書きを改稿なさることです。しかしこれは、ご本
人にそのご認識がなければできません。
しかし、昨今の、皇室側から出雲
国造家へのお輿入れは、旧神話改稿の兆し、天津神と国津神の協調を促す動きになっ
ています。
直接的な神話の改稿でなくても、
このような方法のあることを、皇室はご存じなのかも知れません。
A 秘
教組織が得意とする角ばった図形による幾何学的呪詛は、まずそれを打破しておき、円だ丸だの丸みのあ
るものや動きによって解消されるべきでしょう。
西日本から日本列島にか
けての幾何学図形による結界呪詛に対しては・・・
対抗するのは、神威を宿すと見立ての叶った玉(乙
姫の玉など)による、現場や図面上での封印解除および破邪の儀式などの解消手続きによります。
つまり、どんな仕掛けが存在したかが不明のままでは、何もできな
いので、それを確
認し特定し、それに対しての対抗術を施すというわけです。
おそらくこれですべてと思われる幾何学図形がみつかりました。
だから、霊能力あるシャーマンさえおれば、また解消できる幾何学的実体(玉など)を持っているなら、これが意外と簡単に可能になります。
実際に私はそれを執り行いました。
幾何学構図に対する封印解除の直接施術を行なった2014年5月
自己流ながら、道満の九字切り術と乙姫の玉により解除術を開始しました。
それが2014年5
月1日の夕方でした。朝夕だけ行じることにしました。
すると、その5月
の内にいくつもの奏功の夢見が叶い、効果があがっていることを確認することになりました。
早速は解除術の3度目が
終わった翌朝5月3日未明の神界詣でしたときの夢で、これが最も大事な神示になります。神世では、逆賊邪神たちが神界政変の噂の高まりによって詮議が及び、下界に逃亡しているというのです。その真偽は、その直
後から起きた一連の地震によって「報知され」ました。
⇒ 超常的夢見体験・神界司法当局者からの通達(2014.5.3)
さ
らに5月8日未明の夢には、神界の国常立尊が出てこられ
ました。非常にご高齢であり、とても強靭な神には思えなかったです。新神話での不備が判明し、後に筋書きのオーバーライドをはかりました。
ま
た5月10日未明には弁天三姉妹と思しきスチュワーデス
三人を空港まで送るという夢を見ました。逆五芒星によって封印されていた彼女らを救出できたと思いました。
さ
らに5月13日の未明には、芦屋道満らしき宮司に秘密の寺
院に招かれ、私への封印された何かしらの伝授がなされた感がありました。ホヒは真伝を預かってもらっているので、それを私の記憶にインプットし直したかも
知れません。
5月20日未明には、すでに亡き祖母が夢に現れ、ここ
で待ってるで、という印象でこちらを見て微笑んでいました。このお役が終われば私も旅に出ます。
こ
の急ピッチの夢見確認も、5月27日の皇室典子妃の出雲国造家お輿入れのショッ
クによってか、夢見すること自体が叶わなくなりました。ホヒも動揺しているのかと思います。
B 神
話による呪詛は、該当神話を改稿できる権限の者が訂正するか、あるいは対抗する新神話をそれにぶつけて、解消してしまう方法があります。
前者はハードルが高く難しいので、後者の方法を地道に採ることに
なります。
新神話創作者には、神々が応援を寄越すことが経験的にわかっています。
ですから、神々の諸力をいただくためにも、新神話創作をお薦めします。
それだけ、神々は悲痛な状態にあります。
夫婦が引き裂かれたままの生産神イザナギ、イザナミ。
イザナミの見放されたという絶望の底から発する怨嗟の言動が、この現実世
界を悲惨なものにしています。
これらすべて、邪神が秘教組織に命じてやらせた旧神話によるシ
ナリオづけの結果です。
新神話創作者は、正しい神々の側にあることを忘れないことです。
これは人間でなくてはできない事業です。
有情の不幸を目論むこと
がないよう。
決して、お金や地位につられて神話創作する者であってはなりません。
邪悪な意図の創作者には
邪神・悪魔が憑きます。
正しい神話創作者には、神々が味方してくれます。
そのとき大事なのは、神々を愛情豊かで正義を重んじる高度な品質
を備えた間違いのないお方と定義することです。
間違っても好戦的な神に定義してはいけません。今の狂気の政権担当
者らをご覧なさい。旧神話とそれに連なる呪術によって、こんな者たちが出現する下地を与えることに
なっているのです。長続きする文明史を営むつもりなら、人
類のタイムラインを穢してはいけない。
高品質な神々は、善良かつ正義であるが、いざというときに
は、最高の判断力と実行力と最勝の力を発揮できるお方と定義すること。
邪神はほんとうに居ますから、必ず対抗して十分余りある実力の持ち主であるように定義することです。神話によって、神々を邪神にしてもいけません。
とにかく、旧神話による神々の低質化には注意し、それを解消する努力をす
ること。
その結果、神々に満足いく守護力、指導力、人々への幸福実現力が発揮できなくなっているのですから、よく神話
を吟味しなくてはなりません。
新神話に似た話を最近ではアニメやゲームなどに見るようになりま
した。
しかし、物語を面白く展開するために、正しい側が劣勢に立たされることを好む風潮にあります。最期はハッピーエン
ドにするつもりではあっても、途中で犠牲が多く支払われていないでしょうか。
それがすなわち、現実の展開として現れてくることに注意が
要ります。複雑化しないように。
私などは、つい
ぞそのようにしてしまいがちです。それというのも、人はわざと滅び
ゆくレミングの如き振る舞いをしているように思えるからで、ちょっと真剣になったらどうかという戒めを含ませたいからであろうと思います。
素直に、ハッピーであることを実現し、継続させるような神話
が望まれますが、面白い展開にすればするほど、神々は
助力を傾注してくれることも事実です。
単調では作者のあなたも面白くな
いでしょう。それが神々の思いにもなります。
そこで効果的なのが、頓智を多用
することです。ひどい成り行きにせずとも、格段に面白味が得られるはずです。
C 宗教
思想などによる個々人レベルでの封印は、神に対する正しい観方によって解消させていくべきです。
名付けられた多くの神々は、人工的に作られていることの認識が必
要であり、それが前提になれば、神々は補助(守護)天使の役割として位置づけられるはずです。
真に個々人に関わる神は、名もなく、ただ個々人の内にいて、個々人のタイムライン全般に責任を負っているお方で
す。
そのお方が、個々人をこの世に誕生せしめたのであり、個々人というレコード針をアカシックレコード盤の上に置いた
お方です。
その方以外に、表に神を求めて歩いても空しく、最後は自己の内に戻るしかありません。
➄ 神
霊の意向を無視することによる神々に対する意識的封印は、すべての人に行き渡っています。
これには、やはり大きな災厄が起きてから、考えを改めてもらうし
かないのかも知れません。
しかし、カ
ルマとかいう言葉は、識者が無知な者を揶揄する言葉であ
り、事態をあいまい化するだけのものです。
本質を別の方便で言い換えてしまうと、人はそれで簡単に納得しますが、どこに問題があったかについても、わからなくなってしまいます。
そして、ありもしない噂や霊能者の甘言に騙されてしまうことにもな
ります。
結果が思わしくない原因は必ずあるのであり、それがわからないか
らといって、別のものにすり替えたりすると、それ自体、正
攻法ではないためにあやごと(妖事=禍事)となり、対処をいっそう困難にす
るのです。
およそ行動するに際して、神の臨在を認めていれば、則を超えることは稀になるでしょう。
そのときも、他者の意見(シャー
マンなどの)は参考程度に止めるよう。
自己の内が神の意向すなわち対処法をいち早く知っています。
➅ 各人各位が、後天的に摂理化された輪廻転生の縛りから解放されるべきこと。
人類に掛けられた後天的神話の呪縛を
対抗神話で解除するのと同じように、各人各位が後天的に掛
けられた輪廻転生の呪縛を、自分神話を書くことで自分の死後の希望や選択まで言付けしておくことができます。
これは自分の中にいる神の神話になり
ます。神は魂の行動を通して発露しますから、自分神話の創
作は魂の転生先とそこでの活躍を求める行為になるのです。
人類全体への影響力は乏しくとも、自
分に対する自己制御は、良識と理性と多少のスピリチュアル
性ある方にならお勧めできます。
生前にそれを行なってください。死後
の中陰のめくるめき世界では、自己コントロールが利かなく
なるので、生前にしっかりとガイドになるタイムラインを描いておくことです。そうすれば、死後に遭遇する差配神に対しての説得力にもなることでしょう。
神話創作の際には、上記したように、
良識と正義と善良さを旨とした神話にしてください。邪なも
のであれば、悪魔が加勢することになり、転生先も悪魔の業になじみやすい方面になり、長く苦しむことになります。
F 究極の自己神話は、自らがホル
スになること。自らがホルスであることを宣言、もしくはホルスを目標にすることを宣言することです。
魂は唯一創造者の本源から出た神の
火花です。それが見知らぬ世界を旅する姿こそ、マドコオフフスマという卵の殻に身を包んだウヒルギ・白球UFOすなわち星の子なのです。
彼は生まれながらにして太陽神の子
であり、ホルスを名乗るべき存在です。ホルスは最終的に、自らを封印している”世”という邪神を退治して、自らを解放することになります。それはありとあ
らゆる魂の辿る工程であり、何度も輪廻を経ていると見える局面は、ホルスが邪神セトと格闘している姿です。勝ったり負けたりを繰り返しています。
自己神話は、邪神の仕掛けた神話の
呪縛システムの作用機序を、逆に我が身に利用して、先付けで自らをホルスにまで高めてしまうことさえできます。自らがこの世の主体になること。それがこの
世を従えるということであり、邪神セトを強伏した姿なのです。
誰しもがホルスにならねばならない
時代がやってきています。
いくつかの疑問点の答え
ここでは私の直感的解答を与えま
す。むろん、どれもすべて仮説にすぎません。
セオリツヒメの息子のオシホミミとは
今まで
の解釈によれば、アメノホヒ
の母親姉妹を冤罪に落とし、非業の最期を余儀なくさせた張本人こそがセオリツヒメとなるのですが、その背後に、邪神勢力があったことは紛れもありません。
クーデターが失敗した故にセオリツヒメなのではなく、成功した故に
セオリツヒメであり、その時点から高天原はアマテラスの失われた「さ蠅なす満つる」世界になって今日まで至っているのです。
記紀においてアマテラスの長男とされるオシホミミは、ホツマによれ
ばそうではなく、北局のホヒ、東局の活津日子根(イクツヒコネ)よりも後に生れた南局の皇子であり、
西局のアマツヒコネや他、クマノクスヒたちがアマテラスの「日」の贈り名をいただいている(すなわち「日嗣」の順位資格を与えられている)にもかかわらず、その言葉がな
く、後世(記紀)において付けられたと思しき「マサカアカツカチハヤヒ」でようやく面目を保った格好になっています。
いったいどうして最初からアマテラスの贈り名の「日」の言葉がない
のか。もしかすると、天照の本当の子ではなかったのかも知れません。それがゆえに、セオ
リツヒメ側がクーデターに及んだとも考えられるのです。もしかして、不義密通を咎められる前に行動を起こしたのかも知れませんね。
彼の元
の名「オシホミミ」とは「オ
シ」「ホ」「ミミ」で、「推進する・初めての・三三」、つまり33階層でなる秘教組織のはしり・開祖という意味になります。つまり、
世の邪悪と悪魔的所業のルーツがこれであり、世の黒白正邪の対極を形作ることになる存在だというわけです。
つまり、アマテラス男神の系統を乗っ取ったのは、秘教組織であった
ことを暗に物語っているのです。古代皇室の傍流(母系)にはいつも秘教組織の系統がまとわりついていましたが、原点はこのようなことだったのです。
奈良盆地にある耳成山は、実際に耳があるわけではない秀麗なマウン
ドです。推測するに、奈良の地で秘教組織の日本版メンバーが揃い、晴れて33階層型ピラミッド構想組織として完成したことを記念する命名だったのではない
かと思います。ミミ(33)・成し・山ですね。
どうし
て人類に対して非友好的かつ
非人道的なのかも、もしかすると、彼ら一族がアマテラスのよって排斥されたからとも考えられます。彼らはサタンとして反抗することで、アマテラスの処遇に
反旗を翻していることになりましょう。そして、クーデターによって、天上天下を乗っ取ることに成功してからは、したい放題の私儀となった。エジプト神話の
オシリスを殺したセトの話も類話です。
神世に
おける政変の結果としては、
地球神界は邪神の支配するところとなり、地上界では秘教組織がその歴史を牛耳るところとなったことを意味します。
アマテラスが女神でなくてはならない理由とは
アマテラ
ス男神も国祖神ともども幽閉され封印されているのでしょう。
「岩戸隠れ」の言葉の中
には、神霊の封印呪詛に使われる「岩」と、それでもまだ出入りできる可能性のある「戸」を並べて復活の可能性を示唆しつつ、「隠れ」により崩御、つまり亡
くなられていることを暗示しているのです。
「岩戸隠れ」とは、もう
出てきてほしくないという意味と、出てこられることを期待する意味が入り混じっている不思議な言葉です。それゆえに、この現代において「岩戸別け」が待望
されるムードを醸しているのであると解せます。
もし「岩隠れ」(戸がない)なら、亡くなって封印されたという意味になり、復活の期待はなくなりますから、日嗣こそが
大事になるのですが、日嗣ならば天位に就く
者に贈り名の「日」がなくてはならず、それがない以上は、アマテラスは生き続けておらねばおかしいことになり、それが記紀におけるアマテラス女神として
の存続に
置き換えられていると解釈されるのです。
(2015年5月
になって、元伊勢日室岳に別名として岩戸山があると知り、それを検索ワードにして調べたところ、幽体離脱してアストラルボディによって岩戸山を探訪したと
いう、ヘミシンク利用女性の手記がブログになっていました。それによると、封印されている
のは複数の神々で、明らかなのはニギハヤヒとスサノヲの入った虎将軍。ニギハヤヒは旧事紀にあるよう、天照国照の太陽神を身に受けた人物。同伴するのはス
サノヲというわけで、神話上の兄弟が共に封印されていることが判明しています。いわば、次々とシンクロするようにして謎解きが進んでいる昨今なのです)
無名の民家の屋根裏からホツマツタエが発見される意味とは
ごく普通の無名の
民家の屋根裏からホツマツタエが
発見されるとは如何なることでしょう。
神世から古代までを股に掛けた、真伝にまつわる伝承を遺棄しようとする側と、保全しようと
いう側の、壮絶なまでの葛藤劇が垣間見られないでしょうか。
劣勢に置かれ続けた保全側ゆえ、古代有力豪族の手元に置くことができず、無名の下級官僚の
末裔の家に伝えられたと思えば、ひとつの冒険ロマンにもなります。
真伝ともなればもっと執拗に追及迫害の手は伸びたに違いないとしても、記紀編纂までの叩き
台になったであろう改竄文書ホツマでさえも、為政者側からは禁書とされたに違いありません。それがあることによって、改竄の秘密が漏洩しかねないからで
す。
もしか
すると、ここでこうしてした
ためている文書も、陰に隠れながら保持せねばならぬ今のご時勢ゆえ、同様の発見のされ方をせねばならないかも知れません。
真伝の在り処はいずこ
改竄文
書ホツマさえも為政者側から
は禁書とされたに違いなく、では真伝となればもっと執拗に追及迫害の手は伸びたに違いありません。
もし真伝があったとなれば、その闘いの記録とともに
どこかにあってもおかしくはないでしょう。
それが実は、あるのです。アメノホヒ自らしたためた真伝の書と、ホ
ヒが記憶してきた闘争の歴史が遺されているのです。
どこに? ご覧ください。この文書をしたためている者こそアメノホヒであり、その魂の記憶を記録として書き遺しているのではありませんか。
そしてまた一方、邪神もその地上的配下の秘教組織も、自分たちのこ
れからすることや、すでにしたことの事実を誇りたがる根っからの性質によって、随所に改竄後のもの (ホツマや記紀)の中に表出していて、おそらくは後世に発掘させてあっと言わせたかっ
たのではないかと推察されるほどにミステイクを冒しているのです。
真に隠し通そうとするなら、すべて極秘にするでしょうに。
そこがヤツラの奇妙で面白い性格なのです。
ホヒは赴任したのではなく亡命した
神世に政変が起
き、多くの国祖神側の正神が殺害さ
れたとき、ホヒはじめ国祖神の系譜に繋がる神々が災禍を逃れ下野しています。
下野と言っても、まずは神世の中つ国にであり、高天原と互角の勢いのあった大国主や山の神
のもとに下ったのです。
アメノホヒはそのようにして下りました。
それは記紀やホツマが後付けしたところの、赴任させたという種類のものではなく、真相は亡
命であったのです。
それはそうでしょう。アマテラスさえ殺害されているのであれば、その嫡男も囚われさえすれ
ば、いつでもその機会があります。
しかし赴任として後付けしてくれたお蔭で、ホヒは中つ国での長期逗留が可能になりました。
高天原神界は、神話が韓流儒教思想によって書かれる故に、神話に記された頃のままで今も推
移しており、筋道が通らない政策は評判を悪くするため、アマテラ
スの皇子と知られる者まで誅殺するようなことはできず、何らかの役職をつけて追放するという処置で終えたのです。
中つ国は地上界とも近く、いざとなって地上に至ってしまえばジャングルの如くであり、追手
の目をくらますこともできました。
その後のホヒ
ホヒは神世の出雲大社と地上の降臨地・六甲山を行き来して、冤罪に陥れられて潰されたお家
の再興を目指すべく修行することになりました。
ホヒは真伝を自ら書きました。政変の一部始終を。
そして、それを地上に置いて隠してこそ、中つ国にも迷惑が及ばず、また多
くの遺跡や遺物が遺るのも地上の特長であるからと、ホヒは武者修行を兼ねつつ、六甲山系の天狗族に文書の保存の協力を取り付けたのです。ちょうど牛若丸が
鞍馬天狗に師事したのに似ています。
しかし、邪神たちはホヒの行く先々を後追いして、天狗の関わりを知り、追討対象を天狗へと
広げました。
麻耶天狗一族は空海ら呪術師一派によって封印されてしまうことになりました。空海も秘教組
織の一員でした。
しかし非を悟った空海は後に、正神側に帰順し、この私を天狗族の封印解除
の代理人にして、背後からサポートしてくれました。またその労のお礼として、私のパートナーを中継して弥勒下生の伝達をしてくれました。おりしも、みずが
め座に入った2008年の秋分のことでした。
封印されていた天狗たちは、2004年8月、この私が彼らの千年の不自由を解
くべく麻耶山頂に赴き、謎解きして解放して差し上げました。
それはホヒの時代の恩返しでもあるところの当然の行為です。そのときの謎解き
のための手がかりは、不思議なほど手際よく集まりました。それもまた、この私への空海と天狗たちからの支援であったに違いないのです。
ホヒの書いた真伝の行方
秘教組
織の真伝のありかの追及の手
は現代にまで及んでまいります。
天狗の
後、文書は芦屋道満に伝えら
れ、彼は独特の呪法により、諸人の目から隠しました。
このとき、安倍晴
明が敵対したことは有名です。
安倍晴明もまた秘教組織の一員で、当時は都に居て、ウシトラノコンシン以下金神すべてを鬼
の巨旦一族とみなして、封印呪詛していました。セーマンはカバラ
由来
であることは紛れもありません。この晴明もまた後に正神側に帰順しています。
道満は古代文字のカタカムナ文献とともに秘匿したのですが、現代に至り、伝承者の平十文字
が楢崎皐月という秘教組織員の巧みな話術に乗り一部を盗まれたゆえ、秘匿先を変えて秘匿し、伝承者の死を以て、この件は不明となりました。
この私は、2003年に平十文字の親友で、六甲山系を歩き回っていた
人物の息子さんと知り合い、楢崎皐月はむしろ盗人で、盗難を避けた平十文字に彼の父親が協力して石版を別の場所に移し替えたことを話してくれました。
むろん、当事者たちは今はなく、この息子さんもその行方は知らぬとのことです。
しかし、出てこなければかえって好都合、その方面への追及は収まったかに見えますが、カタ
カムナの伝承地と公称して秘教組織のシャーマン級の人物が近隣に居住し、
動静に目を光らせています。そのようにする理由は情報集めのためであろうと思われますが、しつこいことです。
ホヒと現代皇室との仲
安倍内閣誕生後、
日本存亡の危機を感じ取られた現
皇室はホヒに協力を仰がれました。
日本の借金は天文学的数字を記録し、政府は軍拡と軍国化を推し進め、いずれどこかの国と戰
をせねばならぬようにして国政の舵取りをしています。
この成り行きにいちばん心を痛めておられるのは今上天皇陛下であられましょう。
それは日本の存亡の危機であり、この国の建国当時からの責任者であられる天皇家にとって
は、許し難い暴挙的成り行きであるに違いありません。
むろん天津神族、国津神族ともに地上の成り行きに対して危惧の思いを持って眺めておいでで
す。地球そのものが破壊されたら、守るものなどどこにもなくなりますから。
2014年5月27日に皇室方からホヒの末裔出雲国造千家にお輿入れ
の話が決まり、同年10月にご婚礼が相成
りました。
これは天津神族から国津神族への協力要請の意志の表明と受け取られます。
同時期、今上天皇御自ら、三輪の大物主様を参拝され、国津神族の協力を仰がれました。
この格別の恩義に報いたいと、大国主命はじめ国津神諸神は協力を惜しまぬ心づもりでおられ
ます。ホヒの目を通して見るこの私には、殊更、国津神側の気遣
いがわかるのです。
しかし、神世の神々が動くのは、人を介してであるという決まりがあります。
神が超現象を起こすこともありえますが、人の行動を支援してのことです。
人が動かねば、何も起きないし何も起こせません。
ところが、日本国じゅう見渡せば、人は我良し、今良し、お金良しの精神の者しかおらず、誰
に何を支援しようとしても叶わぬ状況で、日本の危機が克服でき
るはずもなく、さりとて何かせねばと、極めてわずかしかおらぬこの私のような者のところに、ものすごくたくさんの神与の情報が閃きとして寄せられていて、
ひとり何役もこなさねばならぬほど多忙です。
ご覧ください、この私は、三千世界の梵天を直上に戴きながら、アメノホヒの雛形をやり、浦
の嶋子、ホホデミ山幸、ヤマトスクネの雛形をやり、神獣鳳、
朱雀、丹頂から火の鳥までの雛形をやり、ついにはこの世の邪神とも対峙して、その背景を探り当て、邪悪の因子のことごとくをデーター蒐集して、間もなく帰
途に就こうかとしておりますときに、今上天皇からの助けを求める祈りが入り、それを聞きつけた神々からは、この国難にどう立ち向かえばよいか、多くのアイ
デア
が下ろされてきていて、我が身一つでやるべきことのあまりの多さに、オーバーワーク気味であることは紛れもないのです。
それでも最後のご奉公として、この命投げ出し、不惜身命の心にて、先達・王仁三郎師や茂吉
師の計画された邪悪な秘教組織の崩壊の型の演劇に参加させていただくことを検討中です。
というのも、手元には神々からのアイデアとツールが集まっており、一方では秘教組織・邪神
側の自己崩壊、自壊の志と相まって、先達の仕掛けが功を奏する時至れりの感触を持つに至っているからです。秘教も退出時を心得ていて、早く正神側の起動が
かかるのを待っているのです。
正神側、邪神側双方の期待を担っているのが今であるとも言えそうです。
しかし、この私は、あえて何もしないでおくかも知れません。
それは、人の性向が矯められてこその救いでなくてはならないと思うからであり、また逆に、
演劇をこのまま進めれば、利己主義的人々の大規模淘汰の災難を惹起すると思われるからです。
私はそのような返り血を浴びるつもりはありません。
いずれにしても日本の国難であり、存亡の危機との遭遇は免れぬものとなるでしょう。が、滅
亡と決まったわけではないので、悲観し過ぎる必要はないと思いま
す。
私は「心臓の壊れかけた青い太陽」と霊能者から揶揄されていたときに、このたび「赤い太
陽」と形容される人物が現れました。その者は今年の秋分に満50歳になり、おそらくその時から
能力を拡大してくるでしょう。
その者の活躍のためにも、世界は保全されると思います。
私も満50歳から神々の化身との不思議体験の連続の中におり
ました。
しかし、私は長居してしまっております。今年中に逝去したく思います。
と言いますのも、私には神界において果たすべき役割があり、そのことが昨今明確になりまし
たので、そちらを専ら叶えさせていただくことに致します。
神界において果たすべき役割には少なくとも二つあり、ひとつはこの世の邪悪の調書を持って
天帝様に最後の審判の決断を促すこと。これに関する夢を30歳代に見ています。
またひとつは、天に至り火の鳥を操って地上文明を焼き尽くすこと。これは私が当初から新神
話として予定してきたターミネーター役であり、この後に全有情の魂レベルにおける淘汰の手続きがなされることになります。
動ける者の努力が試される時であると心得ます。
みなさまに願い立てすることは、ただそれだけです。
イエスとユダ、持子早子のこと
キリスト伝承に採り入れられた占星学概念
イエス キリストの事跡の言い伝えに も占星学が取り入れられているほどに、神話創造には用いられてきたもののようです。
次のビ デオはイエスとその十二使徒 が黄道十二宮をシンボライズしたものであることを示す資料です。
ツアガ イスト(時代精神)・・・(このビデオはとうに取り下げられています。ご覧になった方もおいでかとは思いますが、いまはありません)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=oZgT1SRcrKE
イエス の誕生や出自に関する伝承 が、より古代の神々の伝承の踏襲であることが示されていました。
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オリジ ナリー(当初)性から見ると、この順でしょう。
エジプト神話のホルス(BC3000)
12月25日生まれ
処女 から生誕
東方 の星
3人の王(3賢者)の訪問
洗礼 を施される12の先生
30の省
12弟子
奇跡 の実践
キリ スト/光
責め られる
3日死んで復活
ギリシャ神話のアティス(BC1200)
12月25日生まれ
処女 から生誕
責め られる
3日死んで復活
ペルシャ神話のミスラ(BC1200)
12月25日生まれ
処女 から生誕
12弟子
奇跡 の実践
3日死んで復活
太陽 崇拝
インド神話のクリシュナ(BC900)
処女 から生誕
東方 の星
奇跡 の実践
復活
ギリシャ神話のディオニソス(BC500)
12月25日生まれ
処女 から生誕
奇跡 の実践
復活
王の 中の王
アル ファでありオメガ
キリスト教神話のイエス(AD0)
12月25日生まれ
処女 から生誕
東方 の星
3人の王(3賢者)の訪問
12弟子
奇跡 の実践
キリ スト/光
責め られる
3日死んで復活
そうい
うことで言うなら、私の母の
伝説などはどうでしょう。 ⇒ 「鵺は鳴くなる」
大正13年2月12日生まれ(1924年)
毘沙門さんの二十日(あるいは十日)に生れるとの夢の高僧のお告げ
別時期の2人の行者の訪問・・・もし男の子なら、位人身を極めたであろうにと残念がって去る
鵺との遭遇・・・弟と共に二人で小
半時泣き通したことにより鵺は諦めて去る
(鵺とはスフィンクスのことです)
日独伊が戦勝する時空もあったに違
いないこと・・・ホピ神話の言うパラレルワールドの存在
そうなれば、私の生れてくる筋書き
もなかっただろうこと・・・真理探究・・・超宇宙論の推敲
そんなふうな母の伝説のほうが、は
るかに実在性を持って感じられるのであります。
オリジナリティー(独創性)から見ても、やはりホルスに軍配か。
(初源性と伝説のエレメントの数で判断)
エジプト神話のホルス(BC3000)
12月25日生まれ
処女から生誕
東方の星
3人の王(3賢者)の訪問
洗礼を施される12の先生
30の省
12弟子
奇跡の実践
キリスト/光
責められる
3日死んで復活
最古の世界神話が、各地に伝播し
て、いろんな神話に取り入れられていったことが分かります。それはいわば、英雄神伝説が元にあって、それにあやかろうとし
た、時代時代の創作された神々がいた(必要とされた)ということでしょう。
英雄神の属性が時代を経て、持ち回
られていることを知っておくべきでしょう。
しかし、流用された神話の中で、最
も信じられて大衆に支持されているのが、今なおJESUS神話というのは、いかがしたこ
とでしょう。
それは歴史を見ても分かるように、
人々を武力(ミリタリー)で強制的に信じ込ませたというのが真相ではないでしょうか。つ
まり、殺戮者数の大きいものにいつしか軍配が上がっているのです。
それがこの科学万能といわれる時代
にさえ、巾を利かせているというのも、武力とか資金力といったおまけがついているからで
しょう。
そのJESUS神話だけでなく、オリジンのホルス神話においても、太陽と地球と星の運行に関するシンボリズムが篭められていることが分かっているよ
うで
す。
その説によれば・・・
「スリー・キングス」とは聖書に登
場する「三人の賢者」のことですが、オリオン座のベルトにあたる三ツ星のこと。
彼らは、東方にひときは輝く星を見つけて救世主が誕生することを知
り、生まれたばかりのキリストを探し当てて捧げものをした。
本来は占星術学者だが、騎士
道の盛んな中世には王(Kings)とも呼ばれるようになっ
た。この三賢者がキリストに捧げたものが「黄金」「乳香」「没薬」だった。
東方の星とはシリウスのこと。三ツ星の並びがシリウスを指すときが冬至であり、太陽神の出生の時点とされた。
星の話がこんなふうになるものなんですね。エジプト神話も創作神話ということになりますか。JESUS神話は、もっとむろんというわけです。
神話創作にあたって大事なのは、いかにして神々しい世界を描き切るかです。その中に神の権威が認められなくては、
意識ある者の興味を引くことはないでしょ
う。
神々ですらも、注目するような、わくわくするような記述と想像力が試されるのです。
そしてそれが、神話として神々の前に上奏され、その神話は神の演目
のひとつになっていくのであると私は解釈しています。
古代から連綿として、神話的英雄伝説の「踏襲」ともいうべき、神話的神に比定するという動きは、日本においてもあっ
たということで、セオリツヒメ、ニギハヤヒ、ウマヤドノミコの話もしてきました。
それがなぜ必要だったかは、おそらく先住民の教化において効果があったか
らでしょう。
先住民の間には、前の時代の神話と英雄伝説がすでにあり、そこに新
参者が取って代わろうとするには、そうした伝承の踏襲が必要だったと考えられるのです。
さて、イエスがいたころの当時の磔刑は一本の木にはりつけるものだったという真相話があるのですが、もしかすると
十字架になったわけは、こういうことなのかとビデオは説明していました。
太陽と黄道十二宮
↓
私が推測しますに、JESUSは
十字架にシンボリック的に磔にされた時に、幾何学呪詛で封印されたのだと思います。
幾何学図形は神霊を封印するための用途があり、二本の交差する交点に繋ぐというシンボリズムを通して、JESUSの動きを抑えたと解釈します。
そもそも、両手に釘を打ち据えて吊ること自体、身体の自由を奪うことです。その不自由さを象徴したシンボルを崇拝すること
の不思議さは、この人類だけのものではないでしょうか。
その実、その時点から彼の教えは彼のものでなくなり、教会がそれを用いることで曲解が生まれ、彼の教えの正反対の世界へと誘わ
れるようになっています。
私はイエスは神ではないと思っていたのも、神なら地上の不合理や悲惨さを未然に防ぐはずだと思っていたからです。
しかし、こういう事情があったのだとすれば、神自体の脆弱さを思い測ると同時に、同情もし、納得もするわけです。
そういえば実は、国祖神封印ラインと、逆五芒星の「伊勢−元伊勢ライン」もまた、直交しています。
つまり、図形の全貌的には、十字架が仕組まれていると見ていいかと思います。
では誰を磔にしているかと言いますと、アマテラス様になるのです。男神のほうですね。
つまり、ここにも自由を効かなくするという封印の構図が隠されています。
天の岩戸隠れ神話には、幾何学呪詛が施してあるというわけです。
逆五芒星と十字架です。
むろん仕組んだのは秘教組織以外に
ありません。
多重の呪詛によって補完しているのですね。
これらの暗号が解けなければ、雲に向かって大砲を撃つの譬えのように、天の岩戸開きも難しいのです。
このビデオ(今は削除されています)は最後にこう締めくくっています。
「この謎のAという男(JESUS)は、太陽神信仰をパロディー化したフェイクです」と。
なるほど、そうなのかも知れません。
が、私は、JESUSは
存在しなかったのではなく、神としての働きが出せなかったと解釈したく思います。
そして、それを宗教として用いた者(秘
密結社)は、先住民の太陽神信仰を挿げ替えるための「当て馬」
として教会を創出し、布教させたということでしょう。
しかし、そのやり方の強引さ、えげつなさは、先住民には嫌がられたことでしょう。
それで結局は武力を用いることになったのでしょう。
参考
ニケーア公会議 ここでミリタリーが関わるようになったようです。
http://www.tabiken.com/history/doc/N/N326L100.HTM
それがローマ国教となり、勢力を伸張して今日の展開があるというわけです。
ま
た、この研究からすると、時代時代に介入した一系性ある勢力(秘
教組織)がいて、その時々の神や宗教を作り、神が付与したとさ
れる預言を、場所場所におけ
る聖書や伝承として遺させて、人々が聖書などの規約を守ることに専念している最中、その勢力は預言を実現目標として、時代時代に反映していたのではなかっ
たでしょうか。
いっぽう古事記も預言ですから、それは神々として捉えることに眼目があるわけではなく、秘教メンバーに対しての実
現目標を与えるための暗号化文献だったと
言えるかと思います。
しかし、表の顔の神職は、神々をそのままに祀り上げることに専念し、暗号化秘儀には関わりませんでした。
聖書を扱うキリスト教会においてもそうでした。
知るのは秘教ばかりなり。それと、私のような酔漢探偵ぐらいのものでしょうか。
イスカリオテのユダと、ホツマの持子早子の類
似
イエスによって裏切り者にされた弟子にユダがいます。
1970年代に、彼が残したとされる福音書がエジプトで発見されました。
ユダの福音書
http://www.youtube.com/watch?v=KTO3zHGIDCY
それによると、彼に裏切りをそそのかしたのは、イエス本人だったというのです。
彼は、他の弟子と違って、イエスの特別な計らいで至聖所に連れていくからという条件が提示され、その結果、イエス
を売り飛ばすことを決意したというので
す。
彼の悪役は、神の周到な計画のもとにあったらしいということになります。
しかし、もしこれが秘教の仕組んだイエスの嘘であったとしたら。
彼は、他の弟子と違って、師匠イエスのことを深く研究していました。
だから、臆せずイエスの前に立ったのでしょう。
しかし、それがイエスの背後にいる秘教にとって、知りすぎていて邪魔なものであったなら、彼を裏切り者にして永遠の呪いを負わせ、時間軸の彼方に追放したかも知れません。
彼はそこまで見抜くことはできなかった。師匠のことをやはり神の子として認めていたのです。
だから、師匠の指示とみて、かれは売り渡す裏切り行為をした。
その結果を彼は見て、どれほど絶望したか知れません。
福音書を書ける立場の者ではないと目されていてもなお、自己弁護するために書いたと見られます。
そうでなかったら、彼は自分自身を解放する手段がなかったはずですから。
も
し、同様のことが、持子早子の場合にもあったとしたら、彼女らはどれほど恨んだことでしょう。
もし、アマテラス男神がそう持ちかけたのだとすれば、男神を
恨んだことでしょうし、セオリツヒメが男神の言葉として偽って伝えて、ここは裏切り者を演じてくれたら、いい環境を用意するからなどと言われて、素直に
従ったとすれば。
またそれが嘘だったと知ったなら、怒髪天を衝くような怒りにもなったことでしょう。実際、そこまでの怒りを示した
ようです。
ならば、ユダに相当する持子早子の弁護は、息子のホヒの代弁者である雛型の私がすべきでしょ
う。
持子早子の福音書などと言うつもりはありません。ただ、隠匿された真伝を推理の過
程で発掘し、真相はこうだと暴露することでこれに代えたく思います。
まず、当時の神話作りの風土的環境が劣悪だったと言えま
す。
韓流王室には、歴史的にもこのようなどす黒い残酷話が満ちていました。
そのような歴史を下地として創作された神話には、作者の残酷趣味も手伝って、神々に対してとんでもない無礼を働い
ているものです。
一般小説ではないのですから、その辺の人のするような政変劇を真似た
らいいというものではないのです。
そ
ういう私も、邪神側とはしているものの、もしかすると邪推の結果なのかも知れないという思いはあります。
しかし、公平性の観点からすれば、持子早子はもうとっ
くに解放されていなければならなく、まだというなら、彼女らを正当化するための新神話が用意されね
ばならないと思うのです。
では、もういちど再掲しましょう。
持子姫と早子姫は無実
これはもはや、国祖神様封印の図形を前にすれば、自明のことでありましょう。
今の今まで、神世におけるクーデターは成功し、その隠蔽が功を奏して
いるがゆえに、国祖神封印の構図が今頃見つかっているのです。そこには邪悪な黒魔術のシン
ボル逆五芒星がサポートさえしていました。
では、ホツマに言うよう、持子早子がクーデター首謀者なら、持
子 早子やスサノヲの天下になっていてもおかしくはないのに、まったくそのようではありませ
ん。
では、誰が天下を治めているのでしょう。そのお方こそが、クーデターの首謀者、もしくは首謀者側に属するのではな
いのでしょうか。
謎解きにも当たらないほど、自明の理というものです。
持子早子は、まったくの無実なのです。
この記事の沿革
2012年版 日本のカバラの生命の木・セフィラ解釈 (ビナー、ネツァク)
伊勢について・・・ホツマツタエを解読して神世政変の真実を探
る
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