まるでお伽噺・童話ファンタジー話ですが、そのような人と出会って話を聞いた私は、同じようにファンタジーの世界に取り込まれ
て
今があるような気がしています。
そして、その内容を書き留める必要ありとして、成ったのが新神話でした。
この出会い、具体的には、次のような経過と事象の現れ方をしています。
2000年9月27日昼前、明石駅で待ち合わせして、舞子浜の移情閣に向かいました。初めての出会いでした。
まず舞子ビラで食事して、現地でシミュレー
ションしようということになりました。ビラの最上階からの瀬戸内海と明石海峡大橋の袂にぽつり小さくたたずむ移情閣の眺めに、目をやりながらの食事。
それまで何度かのメールのやり取りで、私に相談すれば何かが変わると信じて、彼女はもしかするとそうなのかもしれないと、幼少期に繰り返し見た同じ夢の中
の、移
情閣を舞台にした夢語りの、扉を開く青年の役割を私が演じてくれるのではないかと期待して、その日は初対面したことになります。